コラム・読み物

コラム・読み物トップへ

親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

関連キーワードへ

この記事の関連キーワード
日能研の学習・受験相談
日特、オプション講座を受講して
こうやって弱点を克服しました
過去問への取り組み
入試直前、今できる事
「困った時」「つらい時」は日能研に行く!
家族の支え・フォロー
日能研が心の支えになった
友だち・仲間

まだ12歳、信じて見守り、辛そうなときには手を差し伸べるのが大人の役割

  • 年度:2024
  • 性別:男子
  • 執筆者:
中受経験者の夫と、息子が小学校低学年の頃から、私立の中高一貫校に行ってほしいと話し、夫が数十年前に通っていた日能研に3年生の2月から通い始めました。
就学前から通っていた塾以外は特に学習系の習い事はしていなかったので、入塾テストも兼ねた模試では点数が取れず、偏差値50からのスタートでした。

しかし、入塾してからそう時間もかからず塾での勉強に慣れ、クラスもAからМに上がりました。
Mに上がった当初は、応用問題までいけず、応用50点中0点などという育成テストもありましたが、徐々に慣れ、最初はいつクラス落ちするのかという不安ばかりでしたが、5年生になる頃には、成績も安定し、以前は考えられもしなかった優ノートをいただけるようにまでなりました。

ここまで書くと順風満帆で、まったく辛い思いをしていないようですが、この後6年生の間に数回の挫折を味わいます。
まず一回目は、マスター選抜日特からの難関校日特落ち。
選抜日特に行けたのもぎりぎりボーダーくらいの偏差値だったので、特に悪い偏差値を出してしまったわけでもなく、資格を失ってしまいました。息子としては初めてのクラス落ちでショックだったようで、二週間ほど「なんでだろう」と口を開けばその話ばかりしていました。

2回目の挫折は、6年生10月の日能研全国公開模試。
6年生になると、2月から9月の模試では第一志望校も合格ゾーンに入る安定した偏差値を維持していました。が、苦手な国語を他の3科目でカバーしきれず、10月に8ポイント以上下げてしまい、一気に努力ゾーンへ。入試まであと4か月、頑張っていた夏期講習の成果が出てくるはずだと思っていたので、親子でかなり落ち込みました。それでも11月の模試で取り返そうと努力を続けて、いざ公開模試へ。またしても10月と同じくらいの結果。同時に志望校の日特でもクラス落ちし、今までしてきた勉強法が間違っていたのか、9月までの偏差値がなぜ高かったのか分からなくなり、とても辛かったです。

そして、最後の挫折。
12月上旬の模試ではなんとか第一志望校の偏差値まで持ち直したものの、12月下旬の、日能研での最後の模試で、4年生の前期以来の最低偏差値を叩き出してしまいました。ほとんどの受験予定校で「再考」の文字。息子には、「大丈夫だよ、入試本番前でよかったよ、なぜ点数が取れなかったのか一緒に振り返ろう!」と平静を装って接していましたが、私たち夫婦は、数週間後の1月の前受け校は本当に今のままでよいのか、2月の受験校も最悪の場合を考えておかないと・・・と不安な年末年始を過ごしました。
息子も、さぼっているわけでも慢心しているわけでもなく、一生懸命勉強しているのに、結果が出ないことにショックと焦りがあったと思いますが、1月校の過去問を解いたり、自習室に通ったり、勉強している方が悪いことを考えずに済むと言って勉強漬けの冬休みを過ごしました。

1月の前受け校は、考えていた通り、上旬のチャレンジ校で×、下旬の千葉の受験校では合格をいただくことができ、これで弾みをつけて、2月1日の本番に万全の状態で臨むことができ、結果、4年生の頃から憧れていた第一志望校で合格をいただくことができました。
「合格」の文字を見たときは、信じられない気持ちと嬉しい気持ち、これまでやってきたことは間違いじゃなかったんだという思いや、これでやっと解放されるというほっとする気持ちなど、色々な感情が混ざって、合格の実感が湧きませんでした。

10月以降は、塾に何度も電話をし、お忙しい中面談もしていただき、息子だけでなく、私も何度も先生方に励まされ、助けていただきました。
過去問の添削は12月までと言われていたようですが、1月の冬期講習中に提出した過去問も、時間をかけて丁寧に見ていただき、解答用紙にびっしりポイントや要点、気を付けることなどを書いて、入試本番ぎりぎりまで対応して下さった先生方には本当に感謝しております。
特に、息子の苦手科目である国語の先生には、何度も私の話を聞いていただき、勉強法を考えていただいたり、息子には私と話した内容を優しくお話していただき、息子も納得した上で、国語に向き合うことができたと思います。校舎長で、クラス担当の先生にも何度もお電話で勇気づけていただきました。その他、大好きな算数の先生、家で毎日のように話が出てくる理科の先生、お電話で毎回優しく対応して下さる日能研のすべての先生方、息子と同じクラスで3年間一緒に勉強して仲良くしてくれたお友達のお陰で勝ち取ることができた合格だったと思います。

日能研で3年間学んだ経験は、息子にとってかけがえのないものになると思います。
本当にありがとうございました。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
  • 前のドラマ
  • 次のドラマ

PageTop