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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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受験を振り返って

  • 年度:2023
  • 性別:女子
  • 執筆者:
2023年2月1日午後7時10分、3年間の我が家の中学受験生活は終わりました。

新4年生として日能研への通塾と同時に始まったコロナウイルスの蔓延は、受験生活に大きな影響がありました。4年春は緊急事態宣言のために通塾ではなくZoomでの授業と自宅でのテスト。ただ、ここでZoomというアプリに慣れたことが受験生活ではプラスになりました。同時期に行われたZoom質問会に参加させてみたところ、先生に気軽に質問ができたこと、他の生徒の質問を聞けたことなど活用できてうまくハマりました。この成功体験を経てZoomは娘と相性の良いデジタルツールとなったのです。また先生に質問をするという体験がプラスでした。どの学年でもどの単元でもわからないところは出てきます。先生に質問に行く能力を早々に身に着けることができました。

親として学習面での質問は、親ではなく塾の先生に聞くように娘には常に言っていました。親が中途半端な知識で解説を行うよりも中学受験のプロである各科目の先生に聞くほうが良いからです。これは志望校選定でも同じだと思いました。様々な学校がありますし、親の希望や子供の成績などがあって志望校選びは悩ましいものですが、そこもプロのアドバイスは聞くべきだと思います。

5年秋以降に理科の成績が悪化しました。それまでも成績は決して良いものではありませんでしたが、物理分野が始まると理解が追い付かず、点が取れなくなったのです。本科テキストでやったことを栄冠で復習をしていても恐らく本人は理解してなかったのでしょう。育成テストの結果を見ればすぐにわかります。5年終了時にユリウスから「新6年に備えて」という案内を貰ってきました。それを試しに受講をさせると、授業でわからなかったところが少しクリアになったという話を踏まえて、そのまま理科はユリウスで復習をする方針にしました。ユリウスで復習するようになると結果が出るようになりました。
また、Nフレンズで会った先輩に理科が難しいと娘が尋ねたところ、理科は原理原則を理解すれば暗記量は一気に減ると言われて理解したようです。日能研もユリウスの授業もそこに気をつけるようになって、物理分野でも極度に苦手というところが無くなりました。
社会は好きだったのでクラス1位を何度かとったこともありました。算数は先生との相性が良かったため授業に行くことを毎週楽しみにしていました。国語は6年に入ってから習った先生に受験問題への取り組み方、注意点を口酸っぱく言われ続けました。結果的に6年生の間に全科目で1度はクラス1位を取り、全体成績でも1列目をキープするなど充実した日能研生活を過ごさせてもらいました。

5年秋には早くも第一志望校が決まり、6年に入ってから第二志望校を決めて、夏前の志望校相談を経て受験校を固めました。1月の前受けは寮のある地方校でしたが、本人が通学をしてもよいという学校を選択です。偏差値は2月の本命と同じです。ここを取れたことが、2月に向けて大きな後押しだったと思います。

2月1日午前午後と同じ学校を受験しましたが、午前試験が終わった後は難しい顔をして出てきました。国語が難化するという説明を聞いたうえで過去問に挑戦をしていたのですが、その想定を上回る難化だったようです。算数社会理科は例年と傾向は変わらなかったのに、国語の難化が本人に厳しい結果を予想させたのです。昼ごはん時は、スマホで音楽を聴いたり手ぬぐいに書かれた応援メッセージを見たり、午後の受験に備えて国語の語句の部分を読んでいましたが、集中できず眺めていただけのようです。親からもよけいない声掛けはせず、見守るだけでした。

1日の夕方5時に初日の全日程が終わりました。日能研全国公開模試や1月の前受けと比較にならない程に頭も体も疲れた。早く家でご飯を食べたい。寝たい。という訴えを聞きながら帰宅です。結果が出る19時前にご飯と入浴を済まさせました。親としては最悪の事態も想定しておかなければならないからです。風呂から娘が出てきたら発表の19時をまわっていたので、娘に「どこでだれが結果を見るの?」と聞くと「ここで自分で見る。けど一緒にいてほしい」「でも、絶対だめだよ。でも見ないとダメだよね。」と言いながら、タブレットを操作して結果確認ボタンを押します。そこに出てきたのは桜色の背景のバナーと「合格おめでとうございます」という文字。
「え!?なんで?受かったー。マジ?やったー!」という声を出して娘は嬉し泣きを始めました。
これで我が家の受験は幕を閉じたのです。

3年間の日能研生としての日々は娘にとり大きな力となり、結果を残せました。校舎の先生には適宜受験相談をしていただき、大変お世話になりました。本当に感謝の言葉しかありません。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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