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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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ゲームをやめた日

  • 年度:2024
  • 性別:男子
  • 執筆者:
息子はゲームが大好きで、毎日長い時間ゲームをしていました。6年生の夏期講習を終えてもゲームに没頭する日々は変わらず、成績は落ちる一方でした。
いよいよ、志望校の変更も視野に入れないとまずくなった時期、本人に選択を提案しました。

(1)ゲーム(任天堂スイッチ)をしばらく預かる。
(2)預からずにそのままにするが、志望校の再考をする。

本人は、ゲームからの離脱を選択しました。
意外なことに、ゲームが見えなくなると本を読んだり、家族と話をしたり、友人と外で遊んだりするようになりました。(勉強はあまりしていなかったようですが・・・)
そんなある日、本人からこんな発言を聞くことができました。

「僕、ゲームをやめられて良かった。あんなに依存していたなんて気が付かなかった。ゲームをやめてからすごく楽しいんだよ」
今まで、ゲームには依存してしまう危険性があると本人には伝えていましたが、やはり実感はなく、自分が依存に近い状況であるということに気が付いていないようでした。
受験のおかげで一つのきっかけとなり、ゲームの依存を抜け出すことができ、本人の中でゲーム以外の楽しみ方や、興味がわいてきました。
その後、志望校を変えると言い出し、自らの偏差値よりも高い志望校を狙いたいというようになりました。
内心、母としてはかなり難しいのではないか・・・と心配していましたが本人も本気だったらしく、そこから受験本番まで悩みに悩みましたが、チャレンジすることになり、合格をいただきました。

私が親として、この受験でよかった面を振り返るとしたら、本人の意向を尊重し、話し合いを常にしながら進めてこれたことだと思います。
チャレンジ校を受験するにあたり本人だけの力では到底合格をつかむことができませんでした。

日能研の先生の適切なアドバイスがあったこと、素晴らしい教材があったこと、その教材を使って、弱点を克服できたこと、予定を立て間髪入れずにコピーした教材を進めていくこと、夫婦で情報収集と手続き係と問題のサポートやコピー係を分担し、協力し合えたこと、何より本人が強い意志で自らの志望校を決めてくれたことが、我が家にとって合格を勝ち取れた要因だと思います。

1/31に出る受験人数の速報を見て唖然とし、これはなかなか難しいのではないか・・・・。とその場で、2/2の出願まで終え、次の日もチャレンジすることを想定し、様々な準備をしましたが、結果的には初日で受験を終えることができましたが、心の余裕につながったので準備はしすぎるくらいでよかったと思います。

我が家は、受験当日まで、怒らなかった日はありませんでした。
しかし、これも本人の意向で「おしりをたたいてください」と言われたので・・・。
怒る際に気を付けたのは、感情論で怒らないようにしたことです。
とはいえ、感情論にもなります。それくらい本気で親子ともども戦ってきたわけですから・・・。それは、コミュニケーションでもあると思います。

あくまで自然体のまま、受験を乗り切れたことをうれしく思います。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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