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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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本人の頑張りと家庭と塾の連携の大切さ

  • 年度:2023
  • 性別:女子
  • 執筆者:
わが子は3年生の2月から入塾しました。
合格体験記を見るととてもレベルの高い学校の体験記が多く「我が家には正直あてはまらないな・・・」という気持ちで拝見しておりました。
というのも入塾してから最後まで偏差値50を上回ったことがほんの数回しかなく、40台前半から45くらいの成績でした。

6年の10月に先生との面談にて私(母)と本人が志望する第一志望校(大妻中学校)、第二志望(国府台女子学院中学部)と本人の成績が乖離しているため第二志望の学校の推薦入試を受けさせたい旨相談しました。先生からは「本人の第一志望を重視した方が入学後のモチベーションにつながる」と言われ、本人も第一志望の学校を受けたいと意思表示があり母として内心「この成績じゃ無理なのでは・・・」と思いつつも本人の意思を尊重することにしました。

12月に入り、前半の日能研全国公開模試でも成績は上がることなく塾から大量のプリントを頂くようになった頃、本人の意識や姿勢が変わってきたなと思います。私が手伝えたことは過去問の分析と娘が苦手な特珠算を夜中に動画や参考書で解いてどこで気を付けたら良いのかをチェックしました。「この問題はここに注意するんだよ」と私が教えることもあれば娘から教わることもあったりと気づけば、二人三脚で取り組んでいました。そうすることで娘の得意不得意がわかるようになっていた気がします。本人も今まで以上にわからない問題は自分で先生に質問し、教わってきた解法を家で披露してくれました。

受験スケジュールとしては1月の国府台女子をいい状態で受験できるよう先生からアドバイスを受け大妻嵐山中学校(第一回・奨学生)を受験、両方とも合格をいただきました。
そこで非常にモチベーションがあがり、次の和洋国府台女子中学校も合格。翌日の第二志望の国府台女子の試験前には「試験が楽しみ」の旨発言がありました(内心、調子にのっているなと不安でしたが・・・)。試験の手ごたえは悪くなかったものの結果は不合格。
過去問との相性は悪くなかったためにそれがかなりショックだったようでした。塾の先生に連絡したところ、すぐ塾に来るように言われ振り返りや今後のアドバイスをいただき大泣きしながら向かったのに落ち着いて帰ってきてびっくりしたのを覚えています。

残すは東京受験と国府台の二次試験に向けやれることをしようとそこから不足しているところの見直し、自分から先生に何度もプリントを追加してもらうなど親の私もそのガッツに驚きました。今までのんびり屋でマイペースだったわが子の成長を感じました。
ここまでやったのだから、親の私はメンタル面で支えようといつもはガミガミ言ってしまうのを堪え、ポジティブな言葉に変えるように努めました。

2月1日の本命の大妻女子は不合格でしたが、午後に受けた江戸川女子中学校は合格。結果を報告するたび先生からアドバイスや励ましをいただきました。その後も大妻女子とご縁を頂くことはありませんでした。しかし、2月5日の国府台女子の二次試験に向け最後の最後まで自宅で勉強していました。そして最後の試験当日、「これが最後の試験だから、不合格だったらどうしようとか考えなくていいよ、とにかく目をかっぴらいて問題を見ておいで!」と冗談めかして話し笑いながら向かいました。

翌日の合格発表時間、家族で誰がホームページを開けるのかで揉め下の妹にクリックしてもらう?と話したら本人が「私がみる!」とクリック。合格者一覧に自分の受験番号があるのを確認しました。嬉しさのあまり、家族で号泣してしまいました。すぐに塾の先生に電話すると電話の向こうで先生も泣いて喜んでくださいました。

インターネットにはさまざまな情報が溢れています。
不安に思ったら塾の先生へ相談することをお勧めします。保護者にも非常にストレスがかかる受験かと思いますが、本人の頑張りと保護者のフォロー、塾からのアドバイスが三位一体となって初めて合格が叶ったと感じます。最後の最後まで塾の先生に伴走していただけたこと本当に感謝しております。ありがとうございました。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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