受験校の選択については、今でもあれで正しかったのか自信がない。
子どもの一番いいときの偏差値を基準に志望校を決めた。
夏前後で偏差値があがったが、秋から冬は下降気味で、12月の合格判定テストでは、第一志望校は「努力」よりさらに下の「志望校再考」となってしまった。
半年くらいの平均でいくと、一番高いときからマイナス5。
日能研全国公開模試の偏差値が悪いときは、「次はいいかもしれない」と前向きに考えて、結果がいいときは「これがキープできれば」と前向きに考えすぎた。
結局そのまま志望校を変えずにいったが、1日、2日とも不合格。
12月に志望校を塾に提出する必要があるが、どこもチャレンジ受験な感じになってしまった。
ある程度偏差値を落とせば、安全圏の学校があったが、実際にそこしか受からなかったら進学するのか、夫婦で悩んだ。
夫は、希望する私立に受からなかったら公立に入学して、高校受験もありと考えていたが、息子と私は高校受験は考えられなかった。
最後まで悩んだが、第一志望・第二志望は変更せずそのままいった。
結果両方とも不合格となった。
1日、2日の第一志望校が不合格となり、最終的には3日午後に当初予定していなかった2科目受験の学校を受けて合格し、そこに進学を決めた。
進学する学校は、見学に一度も行ったことのない学校だったが、偏差値的には第一志望の1日目の偏差値より上の学校であり、本人も前向きに考えている。
長かった受験が終わり、安堵した気持ちはあるが、私としてはすっきりした気分ではなくもやもやした気持ちが残っている。
最終的に4校合格。
当初から志望していた学校は全滅。
いったん高めの目標を設定してしまうとなかなか落とせない。
合格判定テストで悪い結果となっても、次こそはと考えてしまう。
先生もおっしゃっていたが成績は上がれば下がるし、下がれば上がる。
ずーっと下降することもないけれど、ずーっと上昇していくこともほとんどない。
いい時の偏差値ではなく、半年くらいの平均の偏差値を見て考えた方がよいと思った。
もう一つ先生がおっしゃっていたことで記憶に残っていること。
「1校も合格できなかったとしたら、それは大人の責任。
大人は保護者だけでなく、塾も含みます」と。
子どもが力を発揮できるようなスケジュールを組めなかった大人の責任。
今聞くとすごく響く言葉だった。
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