受験直前に娘は後悔しておりました。
本人曰く「小6はあまり勉強しなかった」とのこと。
残念ながら母親目線でもそれは感じておりました。
原因はわかっており、私、母の勉強への管理が減ったことにあります。
何故、娘への管理の程度が小さくなったのか。
それは、まず、娘の勉強に対する行動についての度重なる親子の衝突や私が幾度かの失望を経験し、ある種“悟り”の一種に結論が達していたため、厳重にがんじがらめの管理をすることを私が辞めたからです。
その悟りにも近い気持ちは「中学受験の結果がどうであれ、娘が偏差値競争で厳しい現実に目を背けず前進していること自体がとても立派で、もう中学受験が成功したと言えるかもしれない」というもので、この境地に小6の秋ごろでしょうか、紆余曲折の上いいか悪いかは別にして達しておりました。
次に、そもそも子どもの勉強を100%親が管理することができない私のキャパ不足と、また、そもそも管理され過ぎた子供の行く末が「幸せ」であるかにも疑問を持ち始めたこともあったように思います。
結果は、第一志望校が繰り上げ合格。チャレンジ校、滑り止め校は合格。
勝因は幾つかあります。
例えば、本来早く寝るべき試験前日ですが、娘が勉強したいと言うので夜遅くまでやっておりました。その直前にやっと理解できた算数がチャレンジ校で出たと言っておりましたので、娘の最後の足掻きも合格に引っ掛かった要因の1つだと思います。
後は、まだ私が管理してやっていた頃の小5の毎朝の計算問題。これが算数の偏差値安定に導いた感覚があります。
結局、管理してやっていた頃の積み重ねが身を助けるような結果になり、私がもっとサポートできていたら、夏頃に受験を諦めた本来の志望校に挑戦できたのではないかと、受かったからこそ私自身に後悔は残る結果となりました。
ただ、本来、私たち親は娘の幸せを願って中学受験を選択したのであり、またそこに重点を置くのであれば成功と言えるかと思います。
我が子は元より皆様の子ども達の行く末が幸せであることを願っております。
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