「塾に行きたい。」
小3の夏休み前、突然娘が放った一言から始まった我が家の中学受験でした。
夫婦共に中学受験経験はなく、その頃は周りの友達も通塾している子はいなくて、
右も左も分からない状態で日能研でお世話になることに。
女子中に行きたいからという漠然とした理由から塾に通うことになったものの、
家庭学習を全くしない娘の態度にいらだち、何度「やる気がないなら塾を辞めなさい。」と怒鳴ったことか。
ただ、娘は一度も塾を辞めたいと言ったことはなく、本人のペースで学習を続けていました。
6年の夏休み後、志望校の学校説明会や文化祭に行き進学先への意思を固めると、
受験へのスイッチが入ったようで、過去問を解き始めてからは少しずつ受験モードに切り替わっていきました。
そして、迎えた2月1日。
第一志望は3日間とも不合格。
不合格の度に泣いていましたが、塾の先生に「最後まで粘り強く全力を出し切って」と励まされて、
次の日には気持ちを切り替えて試験に臨む姿が、とてもたくましく成長を感じました。
たくさん泣いて諦めもついた3日目の不合格の翌日、なんと繰り上げ合格の電話があり、
無事に第一志望校への進学が決まりました。
合格は本当に嬉しかったですが、涙を流すほど悔しい思いを経験できたことが
成長につながったので、中学受験をして本当に良かったと感じています。
日能研での4年間、子どもなりにプレッシャーを感じることもあったようですが、
塾で過ごした時間はかけがえのないものになったことでしょう。
お世話になった先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。
これから受験を迎える皆さんも、お子さんの様子で不安になることがあるかと思いますが、
本当に最後の最後まで子どもは成長していくので、諦めずに最後まで応援してあげてください。
- ※
- 今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。