親として中学受験をするなら“Nバック”を背負う我が娘と一緒にチャレンジしたいと思い、娘はよくわからないまま入塾テストを受けました。
そして入塾後はずっとコロナ禍で私がテレワークがメインであったこともあり、日能研任せにするのではなく娘を最後まで伴奏することを決意しました。
5年生から日曜テストが本格的に始まり、週明けに一喜一憂する日々。
正直娘が頑張っているのはわかっている。でもなかなか本気とは言えない状況。そのため、「もうやる気がないなら塾辞めろ!」と叱り、そして娘から「辞めたくない!頑張る」と言われて、言いすぎた自分を反省しました。
この、娘を叱る→泣きながら頑張ると言う娘→父親として反省を何度繰り返したかわかりません。
この繰り返しで最後また明日から頑張ろうねと娘と話せたのは、行きたい学校があるとかと言うよりも、日能研の先生が好き、日能研の友達に会いたいという娘の日能研“愛“が全てだったと思います。
保護者会などに参加すればわかるのですが、どの先生・スタッフの方々も子供の目線、親の目線をよく理解されていて、その上で受験として必要となる取り組み、親子のマインドを俯瞰して教えていただくことができました。本当に信頼できる塾です。
そしてとうとう6年生になり本格的な受験対策が始まりました。
育成テスト、日能研全国公開模試を受けるたびに、クラスの入れ替え、偏差値の変動等でほんとに大丈夫かと不安が増す日々となりました。
しかし娘はどんな結果でも、必ず日能研に行って先生と話をして前を向き、苦手科目とも向き合えるようになりました。本当に親にはできない先生方の優しく、時に厳しいご指導に感謝感謝です。
夏期講習には娘と開始前に授業の前から自習室で勉強する、先生とのコミュケーションを増やして分からないことはそのままにしないと約束しました。そして娘は見事完遂して苦手科目もだいぶ克服しました。夏は苦手科目と徹底的に向き合える最大のチャンスだと思います。
ただ、これだけ夏期講習頑張ったのだから実りの秋となると勝手に思っていたのですが、期待通りには全然成績は伸びず、逆に得意と思っていた教科の成績は下がっていき、本当にどうしていいのかわからなくなりました。
そして平日に先生に連絡してご相談をしたのですが、「お父さん、焦らなくても本人頑張っているので信じてあげてください。これから伸びますから」という言葉をいただき、改めて成績表よりも目の前の娘を信じ続けることの大切さを知りました。
10月後半になり、いよいよ過去問に着手しましたが、そこからは試験問題用紙の準備、試験時間の管理、点数付けをやり始めましたが、これは各教科の先生のアドバイスを踏まえてそれに対して娘の受験志望によるスケジューリング(タイミング・回数)と各科目の苦手分野の把握を一歩一歩取り組みました。合格最低点に届かなければ不安になるけど、それ以上に何ができて、何がネックでできなかったのか、どうしていつも同じようなうっかりミスをするのか娘とずっと繰り返し話をしていきました。
そしていよいよ埼玉受験になりますが、苦手科目の克服には時間がなかったので先生に連絡して、苦手分野の関連問題をもらったりしていきました。この時先生はいつも真摯に受け止めて、お願いした以上のことを考えて関連問題のプリントを娘に渡してくれました。
そして埼玉受験が始まり、結果は一校合格、一校不合格となりました。
この埼玉受験、受かった学校以上に落ちた学校の経験が大きかったです。点数開示されたことで受験は甘くない、でもまんざらでもないと最後の追い込みのきっかけになったからです。
そして2月の東京受験。2月1日の受験は午前の本命校で不合格、午後の滑り止め校で合格。気持ちを切り替えて2月2日の本命再受験で見事合格を勝ち取ることができました。
これは日能研と家庭で親子の会話をしていくことがミックスしたOne Teamが出来上がったからこその勝利だったと思います。
正直受験が終わって日能研に通う娘が見られなくなるのはちょっと寂しいです。笑
本当に日能研の先生を信じる、でも任せっきりにしない、子供が主役であることをきちんと心から理解して、親は何が自分に出来るのかを考えてそれを実践できるかだと思います。そして、子供は受験で合格を掴むことがゴールではなく、この受験で人間としてどう成長できたかが何よりも大きな収穫なのだと思います。
最後になりますが、これから受験を迎えていく親子様には、どんな時も納得するまで親子で話合い、最後まで諦めずに一日一日を大事にしていただきたいです。(一日ゆっくり休むことも本当に大事です。)
本当に日能研の先生方ありがとうございました。
そして最後の最後までありがとう『Nバック』!!
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- 今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。