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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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6年生からの入塾で

  • 年度:2023
  • 性別:男子
  • 執筆者:
小学校で色々あり、中学校は別のところに行きたいと言い出したのが5年生の半ばでした。今から受験か・・・と思ったのが正直なところでした。

最初に書いてしまいますと、最初の日能研全国公開模試で偏差値40台から始めて、6年12月最後の模試では偏差値66まで伸び、志望校S中学に合格することができました。
そこで入塾が遅くなってしまった人のメリット、デメリットを書いてみようと思います。
3年生から始めた人は本当に有利ですよ、でも入塾が遅くなってしまった人もあきらめないでというのが私からのメッセージです。

メリット
・短期決戦でモチベーションを維持しやすい
・高学年になり自分の意志で始めたため踏ん張りがきく
・本人の危機感が強く、自分から学習する姿勢が身についた

デメリット
・大量の宿題と授業に慣れるまで負担が大きい
・志望校の選定が難しい(志望校や併願校がギリギリまで決まらない)
・成績が良くても悪くても早く始めればよかったと思ってしまう(これが親としての一番のデメリット!!考えてはいけないと思っても考えてしまう・・・)

1年の経緯は下記の通りです。
3年生の2月から始めるのがスタンダード。そもそも授業についていけるのかがわからなかったので、まずは5年生の冬期講習に行ってみて入塾するか決めることにしました。

授業内容は小学校とも公文ともかけ離れた内容。それでも行ってみると、授業の内容が面白いと言っていました。

新6年になる2月より入塾しましたが、ついていくのは容易ではありませんでした。
最初の模試の偏差値は40台。中学受験の偏差値50は難しいんだなと思いました。
受験のことは何もわからず、とにかく先生の言うとおりに宿題を進めていきました。
入塾してから2~3か月の記憶がないほどあっという間に過ぎていきました。

入塾して3か月、偏差値が55を超えてクラスアップの連絡。
クラスアップするとさらに辛い戦いが待っていました。難易度の上がる宿題、スピードの上がる授業・・・頑張っても簡単には前の席に行けないもどかしさ・・・。
クラスが上がったことを喜びたくなりますが、これはしっかりフォローしないと、ついていくのが難しければ先生に相談しようか?前のクラスに戻る?と聞いてみたり・・・。

そして夏頃には50台後半で安定するようになってきましたが、クラスの席は一向に前にはならず苦しい戦いが続きます。でもみんなは3年生からやっているので当たり前です。
なんとかクラスを維持したまま夏期講習に突入。前期の総復習で1日8~11時間も勉強しました。心配で心配で代わってあげたい・・・でも親にできるのは栄養のあるものを食べさせて家ではリラックスさせることくらいです。
そんなに頑張っても9月の模試ではそんなに変わらず・・中学受験の通説通り夏の成果は9月には出ませんでした。

そして10月・・・なんと60を超えました。やっとここで受験校が固まり始めるといった具合です。
そして1月入試・・・1年前には夢にも思っていなかった学校から合格をいただけました。本当によく頑張りました。受験生の親を経験させてくれた息子に感謝です。本当に貴重な経験でした。そしてたった1年でつかみ取った合格。君の負けん気と努力を尊敬します。本当におめでとう。

入塾が遅くなってしまった人は習っていない単元の抜けを気にしない、行けるところに行けばいいと達観する。なんだか真逆のことを言うようですが、親のスタンスとしてはこれがいいのかなと思いました。

子どもの可能性を広げてくれた日能研の先生方、ありがとうございました。先生方はプロなので6年生からの入塾組もたくさん見てきています。
ここまで伸ばしてくれてありがとうございました。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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