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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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やめたほうがいいんじゃないか、と悩んでいる親御さんへ

  • 年度:2024
  • 性別:男子
  • 執筆者:
親として、小学生なのに遊ばせずに勉強をさせねばいけないこと、少しの時間の読書もゲームも友達との遊びも禁止しなければいけないこと、小学生らしからぬ生活をさせていること、本当は遊びたいよね?辛いんじゃないか?やめたほうがいいんじゃないか?いっそやめるか?と悩んでいる親御さんのために。

息子は4年間日能研に通い、ずっとずーっと夫婦で悩んでいました。成績悪くて毎週月曜日は成績をみて親子でゲッソリ、イライラ。でも絶対に日能研はやめない、やめる話はしないでくれ、と逆ギレ状態で言い張る息子。通うからにはやらせなければいけない、それしんどい、親も子も・・・ずっと悩み続けての受験でした。

第一志望を5回連続で受け不合格で、さすがに泣き崩れた息子を見た時は、やはりだ、やめておけばよかった、させなければよかった、と小学生に背負わせてしまった不合格の重さが痛く一瞬後悔がよぎりました。
でも翌日第二志望に合格をもらい、翌5日が第一志望の最後の受験という夜に散歩をした時に何の前振りもなく息子が私に言いました。

ママ?おれ、一番行きたい学校には行けないかもしれない。でも中学受験をやったこと、やり終えたことは一生忘れないと思う。後悔ない。ありがとう

と。4年間悩んでいた私たち夫婦の悩みが一気に崩壊しました。悩んでいたけど間違えていなかった、これでよかったんだと。

翌日受験した第一志望、最後まで叶いませんでしたが、彼はよし、第二志望の学校に行こうと笑顔で言いました。すでに切り替わっていました。
彼は自分ができる限りの努力、勉強を夏休みからしたこと(特に1月ですが・・・)そして親も後悔しないように、は日能研の先生がおっしゃっていた言葉で、私たち夫婦も常にその言葉を胸に最大限のサポート、声かけ、並走をしました。だから後悔なく晴々と入学式にのぞんできます!!

ちなみに、第一志望に叶わなかった悔しい気持ちを忘れないように書いておいた方がいい、という先生のアドバイスを受け、高二の自分へ、という手紙を書いて残しました。中学受験でスイッチが入るのが遅かったから大学受験では少し前に、高二に開くと言っていました。何が書かれているか私は知りませんが、第一志望校に入りたかった、という内容ではなく、結果を見てどういう気持ちだったかということを書いたようです。

これからの息子に親が並走する必要はなさそうです。数ヶ月で驚くほど成長しました。これからはその後ろ姿をみながら、応援をし続けたいと思います。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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