年間平均偏差値はギリギリ。
なんとか女子学院日特に通うことができた反抗期真っ只中の娘。
しかし日特のクラスは一番下で、成績はいつも後ろから数えた方が早いくらい。
合格判定は毎度見慣れた「再考ゾーン」
その上、12/23の日能研全国公開模試では4科偏差値49.3を叩き出し、女子学院日特でも最下位ついに一番後ろの席に。そんな絶望的状況なのに、本人は「問題と相性が悪かっただけ」と復習すらせず。
埼玉受験では、淑徳与野に合格を頂きましたが、浦和明の星女子中学校は不合格。
過去問を解き出したのも1月中旬、2月の当日迄にようやく6〜7年分を一周した程度。
その後も、自宅で課題を解く間は音楽を流しながら鼻歌まじりにやっており、真面目にやっている様子は感じられず。こちらはイライラ。過去問を解く間も見張っていないと、途中で寝ているという有様。
既に願書を出しておいた安全校は「受かっても絶対行かないからね」と言われてしまい、急遽1日午後は広尾学園を受験することに。
そんな娘でも、2月初日は流石に緊張した面持ち。
前日も全然眠れなかったとの事で、試験を終えて出てきた娘は「算数難しかった。ダメだと思う」と一言。
こちらも「まあ、そうだろうなー」という感じ。
「後ろ向きにならないで、前を向こうよ」とだけ言って、特にアドバイスもせずに2日の受験校に挑む。
長引くと予想し出願計画を練る為、女子学院中学校の結果は私が先に見ることに。
桜舞う。
まさかの合格に、思わず声が出る。小さくガッツポーズ。信じられない。
娘、あなたは凄いよ。2日午前校の廊下で涙と嗚咽を押し殺す。
試験を終えた娘に、何も言わずに結果の画面を見せると、いつもは動じない娘もさすがに喜びと驚きで「よかった~」と声をあげる。
合格の報告には、先生方も驚きを隠せない様子。
午後校もしっかり受験して帰宅した娘は「今日は安心して眠れるなぁ・・・」と呟く。
そっか、気にしていないように装って、娘は娘で不安に押し潰されそうになっていたんだよね。
猪突猛進。
女子学院に絶対受かると、信じて疑わなかったのは私ではなく、娘だった。
少しでも「ダメかも」と思ってしまった自分を恥じた。
毎日塾に行くだけでもすごいのに、全然褒めてあげられなかったことを後悔。
最後の最後まで望みはある。
信じる事も大事と思った。
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