一番娘の成長を感じたのは入試本番前日の夜でした。
受験当日の4時半起きに備えて早めに就寝しようとベッドに入る間際、私のスマートフォンが小さく音を立てました。通知を見ると娘からのメッセージ。自室から送ってくれたようです。
『いよいよ明日!やっと実感が湧いてきた!なんだかんだで勉強、すごく楽しかったなぁ。だからね、入試っておまけみたいなもんだね。今まで応援ありがとうね。私、最後まで頑張るね。』
その文字を目で追いながら、じわじわと涙が溢れてきました。
勉強を楽しむことができたこと。
入試はそのおまけだと思えていること。
そして、至らぬことばかりの私に感謝を伝えてくれたこと。
まだ当日を迎えていませんでしたが「娘の中学受験は大成功」と心の底から思えた瞬間でした。
結果、2/1受験した二校ともに合格し、無事に第一志望校への進学が決まりました。
正直、この4年間、、成績が安定しなかったり、体力不足でなかなか思うようなペースで勉強することが出来なかったりしました。一番辛そうだったのは5年生。勉強量が増えてついていけず、「やってもやっても終わらない」と嗚咽しながら栄冠を解いていたこともありました。
そんな娘がこの受験勉強を「楽しかった」と言えるようになった。
その事実だけでも、中学受験を経験させて本当に良かったと心から思いました。
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