うちは千葉入試では滑り止めだけ合格できた。東京入試に至っては何と全落ち。もうだめだろうと、最後に某女子校の二回目を受けてだめだったら滑り止め校へ行くと腹を決めていた。
当日試験場の外で子供が出てくるのを待っていたら、携帯が鳴り出して見覚えのない番号から着信。もしかしてと思いながら震える指でポチっと応答ボタンを押した。すると第一志望校から「〇〇さんは繰上げ合格できて進学の意思はありますか」と確認の電話だった。溢れんばかりの涙を懸命に堪えて二つ返事で承諾した。
東京入試の3日間はいままで味わったことのない修羅場だった。早朝出発して午前午後の入試を経て夕刻になると帰りの車の中で合否の結果を見る。3日間計6試験全部不合格。夜は不安でろくに眠れず、疲労困憊でメンタルもズタズタ。でも、決して自分の言動が原因で影響を与えてはだめだと子どもの前では明るく振る舞っていた。
この連戦連敗の原因はなんだろう。緊張?いや、この子はしっかり食べるし夜もちゃんと眠れているから緊張していないはず。偏差値も妥当だし、過去問もしっかり7割以上取れていて日特の先生からは合格のレベルに達していると言われた。一体何がいけなかっただろうと毎晩考えても答え得られなかった。それでも日能研先生の「諦めたら受験はそこで終わるから絶対に諦めるな」の一言を糧に最後まで戦い抜いた。
結局、最後の日に一気に第一志望校の繰上げ合格と某女子校の合格を手にした。まさかのどんでん返し。最後の最後まで諦めず頑張ってやっと栄冠の道にたどり着けた。感極まり子供と抱き合って人の目を気にせず号泣していた。気持ちは一気に晴れて人生最高の喜びを味わうことができた。これで努力は必ず報われる、諦めず最後まで頑張ったら必ず報われると子供にかけがえのないプレゼントができた。
本当に受験させてよかった!日能研に行かせてよかった!
日能研の先生方、最後まで励ましてくれて本当に有難うございました。
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