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2015年度 帰国子女入試問題分析 |
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年度 | 時間 | 分野/形式 | 出題内容 |
---|---|---|---|
2015年度 | 2科目あわせて計80分 | 1 文法・熟語 | 短文の語句空所補充(選択) |
2 会話文 | 空所補充(選択) | ||
3 文法・構文・熟語 | 短文中の語句整序(選択) | ||
4 熟語・文法・語彙 | 長文の語句空所補充(選択) | ||
5 読解 | 長文の内容一致選択 | ||
6 読解 | 長文の内容一致選択 |
入試問題概観
今年も例年通り「実用英語技能検定準2級・2級」の一次筆記試験(リスニング問題はありません)と同じ内容・種類・パターンで出題されています。記述問題はなく記号選択のみです。2科目合わせて80分の時間制限のため、問題数や内容のボリュームはかなり加減されていますが時間配分には注意する必要があります。難易度は「社会生活に必要な英語を理解し、使用できる」(英検ホームページ)とされる日本の「高校中級程度」の英検準2級から「高校卒業程度」の2級レベルです。問題から
までの中で、基礎能力が問われ、問題
から
でさらに発展した総合力が試される構成になっています。いずれの問題も英語圏の国々で日常的に使われている語句・表現が出題されています。
分析
<文脈に合う適切な語句を補う>
文法-時制・受動態・間接疑問・動名詞・代名詞・接続詞
副詞節との関連からの主節の時制の判断、未来時制の受動態、間接疑問の語順、動名詞構文、不定代名詞の選択、文脈からの接続詞の判断など英語圏でごく一般的に使われている表現を正確に理解し使っているかを問う問題です。
イディオム
例年、日常生活の中で使われる語彙表現が出題されます。品詞で見ると動詞を含む表現の問題が多いようです。基本的なtake, put, make, bringなどからなる熟語を確認して、覚えるようにしましょう。
<A・B、2人の会話文の空所に適切な文や語句を補う4択問題>
文脈を捉えてその流れに合うものを選ぶタイプが2問、後に続く応答や情報から合う発言を判断して会話を完成させるタイプが1問出題されています。場面設定を確実に掴んで文脈を丁寧に理解することが大切です。日常会話で使われる表現のみで構成されています。
<短文を読み、前後関係に合うように与えられた語句を並べかえる>
文法の知識を問う問題、イディオムや重用構文の知識を問う問題、また文型・語法の知識を問う問題に大別されます。比較級構文、無生物主語、動名詞構文などが扱われていますが、日常のコミュニケーションの中で頻繁に使われる表現が大半をしめます。
<約210語の長文(レポート文)の空所に文脈に合う適切な語句を補う>
文章全体の大意を素早く捉え、空所を含む文については丁寧に読み、意味の上から最も自然な文になるように選択肢を選びます。与えられている選択肢はどれも親切に設定されていて、ミスを誘うような紛らわしいものはありません。
<約650語の長文の内容に関する質問に答える>
7段落からなるsimilar-sounding English wordsに関する論説文
<約670語の長文の内容一致選択>
7段落からなるBen Wilson – chewing gum artistに関する文章
のいずれの題材も例年通り、受験生の帰国生としての背景を十分に考慮した題材が選択されています。ほぼ本文の冒頭から記述順に内容を問う設問になっていますが、長文全体を把握していなければ解答できない設問も加わります。文章全体の構成、接続表現、代名詞が示しているものなどに注意を払って、論理展開を素早く把握できるように練習する必要があります。知らない単語や表現が出てきても、文脈から推測することは可能であり、これも長文を読む上での重要な練習ポイントとなります。読解問題では正解は本文中にあるので、その部分を見抜き選択肢の内容と同じであることを確認しながら解いていくことが重要です。