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2015年度 帰国子女入試問題分析 |
年度 | 時間 | 分野/形式 | 出題内容 |
---|---|---|---|
2015年度 | 50分 | 読解 | 物語文 |
読解 | 説明的文章 |
入試問題が求めている力
漢字・語句
漢字の書き取りが文章中から9問前後出されます。やや難しいものも含まれますが、ほとんどは基本的な出題です。語句問題は年度によって出されることもあり、平成27年度は、文章中の空欄に慣用句を補充する問題が出されました。
文章読解
まずは文章の種類に応じた読解方法をふまえて、物語文であれば登場人物の心情変化とその原因(出来事)・主題などを、説明的文章であれば対比・具体例・要旨などをしっかりとらえましょう。設問内容は、傍線部の具体化・理由説明・脱文挿入・内容真偽・空欄補充など様々です。設問形式は選択問題が多く、そのほとんどは5択です。面倒ではあっても、一つ一つの選択肢の内容を丁寧に吟味することを心がけましょう。記述問題は、70字以内の問題が4問前後出されます。「46字以上55字以内で説明しなさい」「61字以上70字以内で説明しなさい」のような条件がついている記述問題では、指定字数にふさわしい内容の答案を作ることを強く意識してください。
作文
例年、提示されたテーマにそって作文を書くことが求められます。字数制限(600~800字程度)・文章構成・条件も考慮しながら、相手に分かりやすいように述べなければなりません。
なお、平成27年度のテーマは「私の不思議体験」というものでした。題名を自分で考えることや、海外で生活したことのある受験生自身の視点を生かして、自分の体験を具体的に書くことが求められています。
入試に向けて準備しておくこと
漢字・語句
日頃から漢字・語句の学習を意識していれば、十分に対応できます。漢字については、毎日少しずつ練習する習慣を身につけ、漢字で書けるものは漢字で書くように心がけたいところです。語句については、慣用句・ことわざの意味や用法が分からない場合には、面倒くさがらずに辞書を引いて調べるようにしましょう。
文章読解
文章読解については、物語文や説明的文章の読解方法をふまえ、本文に線を引くなどの作業をしながら、最初の一読で大切な内容や文章構成をとらえましょう。簡単にできることではありませんが、日頃から意識して取り組むことで、文章読解の精度を少しずつ高めていくことができます。
選択問題を解く際には、設問の要求や本文中の手がかりをふまえ、きちんと理屈をつけて選択肢を絞り込みましょう。誤答選択肢の“傷”の部分に線を引くなどして、ていねいに取り組むことが大切です。
記述問題を解く際には、設問の求める内容を分かりやすく説明することを心がけましょう。答案をいきなり書き始めるのではなく、事前に必要な解答要素やまとめ方を確認しておくとよいです。
問題を解いた後には、自分の取り組みを必ずふり返りましょう。そして、「余計な内容まで述べてしまったために、必要な内容を答案に盛りこめなかった。」「この部分は、もっと具体的に説明しなければならなかった。」「設問の要求や本文の内容にこだわりきれなかったために、誤答選択肢を選んでしまった。」など、具体的な反省点をつかみ、今後に活かしてください。
作文
書き始める前に、「どのような内容を書くのか」「どこまで具体的に書くのか」「どのような構成で書くのか」といったことをよく考えることが大切です。
海外での生活を具体的に問われることが多いので、作文の題材に合わせた体験を数例ストックしておくとよいでしょう。
書き終えたら、漢字で書ける言葉をひらがなで書いてないか、誤字脱字がないかを確認しましょう。