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2015年度 帰国子女入試問題分析 |
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年度 | 時間 | 分野/形式 | 出題内容 |
---|---|---|---|
2015年度 | 50分 | 計算 | 計算、逆算、単位換算 |
一行題 | 流水算 | ||
独立問題 | 角度、割合と比、差集め算、面積、規則性、水位 | ||
大設問 | 平均、図形移動 |
入試問題が求めている力
試験時間は50分で、設問数は16設問前後です。では計算・単位換算・一行題、以降は独立問題、後半では2題が従属形式の大設問となっています。問題文はどれもそれほど長くはなく、条件の読み取りも難解なものはほとんど見受けられません。入試算数の各分野におけるオーソドックスな問題からの出題であり、かたよりのない算数の基礎学力が求められています。
また、すべての問題で式や考え方を書くことが要求されています。これは、解答を出す力だけではなく、プロセスや考え方を人に伝えるための表現力も求められているといえるでしょう。
入試に向けて準備しておくこと
数の性質・速さ・割合と比・場合の数・特殊算(差集め算・仕事算・つるかめ算・植木算など)をはじめ、全分野にわたってまんべんなく出題されていますが、全体的に目につくのは図形の問題です。平面図形では角度・相似・面積比を中心に、図形の移動、図形上の点の移動などが、立体図形では水位変化・立方体や直方体の切断・展開図・投影図からの立体の読み取り、立体の求積などが出題されています。図形分野の出来不出来が合否に大きく関与してくる可能性が高いと考えられます。平面図形には特に力を入れて学んでおく必要があるでしょう。
また、問題の1つ1つを見ると、いくつかの分野を複合して出題しているというよりも、1つの分野を掘り下げて、基礎固めができていることを前提とした中難度レベルの問題が多く出題されています。ただし、後半での1〜2題はやや難度が高く、じっくり時間をかけて考える必要があります。
このような入試問題を攻略するには、難問に取り組むよりは、テキストの例題などに2回3回と取り組むことが合格点を取る確実な方法となるでしょう。テキストの例題レベルのオーソドックスな問題においては、見た瞬間に解法が思い浮かぶくらいにしておくとよいでしょう。また、ノートに式や考え方を必ず残すようにして、自分が取り組んだ過程を、他の人が見て理解できるようになることを目指しましょう。
大妻中学校は、帰国生入試問題が一般入試問題と、出題形式・出題分野・出題レベルともに似ているので、一般入試の過去問題にも取り組み、どの程度のレベルの問題が問われるのかを把握しておきましょう。