NGS 日能研グローバル・サービス

海外・帰国子女のための中学進学情報

帰国子女 学校・入試情報TOPに戻る

帰国子女 学校・入試情報

日能研/帰国子女入試問題分析

入試問題分析TOPに戻る

2015年度 帰国子女入試問題分析
学習院女子中等科

国語(40分・100点)

年度 時間 分野/形式 出題内容
2015年度 40分 読解 物語文
漢字 書き
漢字 読み
入試問題が求めている力

平成27年度入試では、大設問3題(物語文の読解、漢字の書き、漢字の読み)、および作文が出題されました。難易度、出題形式、出題内容など、ここ数年大きな変更はありません。

漢字・語句

漢字の書きが20問、読みは10問出題されています。難易度は一般生向け中学入試問題全般と同程度です。よって、一般生と変わりない力が求められていると考えられます。語句文法の出題はありません。

文章読解

物語文1題のみということもあり、比較的長い文章(4000字程度)が出されます。長文を読み通せる力が必要です。
設問は10問程度あり、年度によっては選択問題が出されることもありますが、ほとんどが字数指定のない記述問題です。問われている内容は、心情、心情理由、言動理由から主題関連まで多様です。解答欄の大きさを考慮しながら、どのような内容を、どれほど具体的に説明するべきかを判断しなければなりません。

作文

例年、1.テーマに沿った内容であるか、2.展開がスムーズであるか、3.構成は整っているか、4.表現力があるか、が評価のポイントになります。
なお、平成27年度のテーマは、「あなたは『日本語や英語など様々な言語を使っている世界』と『言語が一つしかない世界』のどちらの世界を選びますか。それぞれの世界の良いところ、悪いところを示したうえで、選んだ理由を書きなさい。」というものでした。
解答用紙は横書きであり、罫線のみでマス目はありません。

入試に向けて準備しておくこと
漢字・語句

書きについては、同音異義語・同訓異字に注意しながら漢字学習を行いましょう。トメ・ハネまで意識して、一字一字丁寧に練習してください。
読みでは、訓読みの出題が少なくありません。正しく読めるようにしておきましょう。

文章読解

本文中に線を引いたり、印をつけたりしながら読むとよいでしょう。特に登場人物の心情には注意し、心情が変化するきっかけにも気をつけてください。また、登場人物の言動から心情を類推するだけでなく、情景描写も心情理解の手がかりになることを念頭においておくと、心情のみならず主題をつかむ上でも役立ちます。記述問題では「何を」「どのように」「どこまで」書くのかを意識し、メモを取ってからまとめる訓練を行うとよいでしょう。

作文

いきなり書き始めるのではなく、「何を書くのか」「どのような構成で書くのか」(例:最初に結論を書き、それからその結論にいたる過程となる体験を具体的に示し、最後にもう一度結論を繰り返す)をよく考えることが大切です。
書き終えたら、誤字脱字がないか確認しましょう。

このページのTOPへ