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日能研/帰国子女入試問題分析

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2015年度 帰国子女入試問題分析
海城中学校

社会(45分・80点)

年度 時間 分野/形式 出題内容
2015年度 45分 語句・選択肢 水産業・環境・戦国~江戸時代・戦後・地方自治
記述 産業・政治
入試問題が求めている力

はじめに1つのテーマについての長めの文章があり、その文章や図表・グラフ・絵・写真・史料などを読み取って解答する形式をとっています。文章の題材には、時事的なものや現代的なテーマが多く用いられています。問題の内容は、地理・歴史・公民の各分野からまんべんなく出題されています。例年、100字から200字程度の記述問題が含まれます。
語句・選択肢問題は、基本的な知識を問うものがほとんどです。各分野の基本的な用語を正しく書けるように、練習しておく必要があります。
記述問題については、できごとの単純な説明ではなく、分野をこえた幅広い視点で考えて書かせるようになっています。資料から読み取った内容そのものを記述させる問題や、資料を参考にしながら問題のテーマの背景や意義を探っていく問題など、さまざまなタイプが出題されています。基本的な知識を土台としつつも、単に知識を覚えるのではなく、資料を正しく読み取り、さまざまなことがらを有機的に関連づけて考えることが求められます。

入試に向けて準備しておくこと

地理・歴史・公民の知識をしっかり身につけるとともに、その身につけた知識をバラバラにすることなく、関連づけて活用できるようにした上で、文章で説明できるようにする学習が必要になります。また、ふだんの学習から資料の読み取りに十分慣れておくことはもちろん、読み取ったことを自分なりにまとめるなどの活用を心がけましょう。
地理分野は、入試問題において資料をもっとも活用する分野と言えます。地図や統計資料などを常に参照する習慣をつけ、資料が何を表わすのか、それらから何が読み取れるかといったことを考えるようにしましょう。
歴史分野では、まず、時代ごとの流れと特色をしっかりつかんでおくことが大切になります。自分で政治史・経済史や外交史・文化史などテーマごとにまとめ直してみるのもよいでしょう。歴史上重要なできごとについては、いつ・どこで・だれがといった基本項目の再確認を欠かさず行いましょう。その際に、原因・背景・影響などを正しくおさえるよう注意して学習しましょう。
公民分野は、政治情勢や国際関係、環境問題など時事的なテーマとも結びつきやすい分野です。そのため、知識の整理はもちろん、新聞・テレビなどのニュースを通して社会的なできごとにも関心を持つことが大切です。そして自分なりの問題意識を持ち、自分の考えや意見を具体的に表現できるようにしておきましょう。

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