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2015年度 帰国子女入試問題分析 |
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年度 | 時間 | 分野/形式 | 出題内容 |
---|---|---|---|
2015年度 | 50分 | 読解 | 物語文 |
読解 | 説明的文章 |
入試問題が求めている力
平成27年度は、大設問が2題(物語文、説明的文章の読解)出されました。ここ3年間、大設問の構成や設問の形式に大きな変化はありません。
漢字・語句
漢字の書き取りが文章中から5問出されますが、おおむね基本的な出題ですから、きちんと得点しましょう。語句問題は年度によって出されることもあり、平成27年度は、文章中の空欄に慣用句を補充する問題が出されました。語句問題も比較的平易であるため、確実に得点したいところです。
文章読解
まずは文章の種類に応じた読解方法をふまえて、物語文であれば登場人物の心情変化とその原因(出来事)・主題などを、説明的文章であれば対比・具体例・要旨などをしっかりとらえましょう。設問内容は傍線部の具体化・理由説明・脱文挿入・空欄補充など多岐に渡りますが、設問形式は選択問題がほとんどです。取りこぼさないようにするためには、本文の内容や文脈をふまえ、選択肢の内容を丁寧に吟味する姿勢が求められます。記述問題は、ここ3年間では、90字以内の問題が2~3問出されています。設問の要求や条件をきちんと意識し、必要に応じて自分で考えた言葉も使いながら、論理的な説明をすることを心がけましょう。
入試に向けて準備しておくこと
漢字・語句
日頃から漢字・語句の学習を意識していれば、十分に対応できます。漢字については、毎日少しずつ練習する習慣を身につけ、漢字で書けるものは漢字で書くように心がけたいところです。語句については、慣用句・ことわざの意味や用法が分からない場合には、面倒くさがらずに辞書を引いて調べるようにしましょう。
文章読解
文章読解については、物語文や説明的文章の読解方法をふまえ、本文に線を引くなどの作業をしながら、最初の一読で大切な内容や文章構成をとらえましょう。簡単にできることではありませんが、日頃から意識して取り組むことで、文章読解の精度を少しずつ高めていくことができます。
選択問題を解く際には、設問の要求や本文中の手がかりをふまえ、きちんと理屈をつけて選択肢を絞り込みましょう。誤答選択肢の“傷”の部分に線を引くなどして、ていねいに取り組むことが大切です。
記述問題を解く際には、設問の求める内容を分かりやすく説明することを心がけましょう。答案をいきなり書き始めるのではなく、事前に必要な解答要素やまとめ方を確認しておくとよいです。
問題を解いた後には、自分の取り組みを必ずふり返りましょう。そして、「余計な内容まで述べてしまったために、必要な内容を答案に盛りこめなかった。」「この部分は、もっと具体的に説明しなければならなかった。」「設問の要求や本文の内容にこだわりきれなかったために、誤答選択肢を選んでしまった。」など、具体的な反省点をつかみ、今後に活かしてください。