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日能研/帰国子女入試問題分析

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2015年度 帰国子女入試問題分析
攻玉社中学校

英語(筆記50分・80点/リスニング10分・20点)

年度 時間 分野/形式 出題内容
2015年度 筆記50分
リスニング10分
I - Reading‐1 総合問題
I - Reading‐2 総合問題
II ‐ Grammar 誤文訂正
III ‐ Listening
Part 1
 
III ‐ Listening
Part 2
 
III ‐ Listening
Part 3
 
入試問題概観

例年通り、読解問題、文法問題、リスニング問題の3分野からの構成に変わりはありません。読解問題、文法問題ともに難易度に変化はなく、「中学入試」からイメージされるレベルからはかけ離れ、問題によっては日本の「大学入試」以上の力が要求されています。
読解問題で取り扱われる文章はパラフレーズされていない原文のままで、時事用語を含む英検準1級もしくはそれ以上のレベルの語彙力が求められます。しかしながら問題文の内容はこの年代の生徒とのギャップはなく、子どもたちが理解できるものが選択されています。
読解総合問題の中には《文章の意味を日本語30字以内で説明させる》問題など、日本語記述の問題も出題されています。英語を英語で理解している帰国生にとってただ単に英語の文章を読解することは容易でも、このような総合問題の解答を制限時間内で出すことはかなり難しいかもしれません。普段からいろいろなジャンルの文章を読み、これらの問題形式に慣れる対策をとっておくことが必要です。
文法問題は帰国生にとってもう一つの難解な分野ではないでしょうか。英語圏の小学校の授業で文法・語法は学んではいても、論理的理解に欠け運用する力が定着していないこともあります。ここでは、アカデミックな読み書きにつながる文法・語法の修得度や普段からの文法・語法に対する意識の高さが試されています。これもまた、「難解大学入試」の正誤問題以上の難易度です。日々の読み書きを通じて、正確な語句の運用を再確認しましょう。

分析
I.READING SECTION

1. <Al Gore, An Inconvenient Truth アル・ゴアの「不都合な真実」より>
元アメリカ合衆国副大統領が地球温暖化に関して、「自然環境を意識しつつ日常を生活する重要性」を訴えている書からの一部です。約780語で構成されています。

内容把握・前置詞の慣用表現・イディオム・整序英作・適語補充(記述)・文法(分詞構文等)・文の具体的説明(日本語30字で)・反意語

2. <COMMENTARY Reforming Japan’s universities BY GREGORY CLARK> The Japan Times, Jul 4, 2012
「日本の大学改革」2012年7月4日ジャパンタイムズのオピニオン 
現秋田国際教養大学理事グレゴリー・クラークによる「大学への早期入学許可、成績評価、国際教育などの教育改革」についての論説文です。

語彙の意味解釈・適語補充(記述、選択)・適文補充・整序英作(接続詞)・イディオム補充(選択)・内容把握

II.GRAMMAR SECTION

<短文の誤文訂正 下線部の語句の間違いを見つけ正しく書き直す>
語法 ― 形容詞・動詞・名詞・名詞の形容詞用法・派生語 不定詞・時制

III.LISTENING SECTION

<16題 内容は未公開 問題、質問ともに1回のみ放送>

Part 1
<Part of a conversation between two students about their classes>

Part 2
<Part of a conversation between a male student and a female staff member in a financial office>

Part 3
<Part of a lecture in a meteorology class>

Part 4
<Part of a lecture in a political science class>


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