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日能研/帰国子女入試問題分析

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2015年度 帰国子女入試問題分析
東京女学館中学校

英語(英語または国語30分・50点)

年度 時間 分野/形式 出題内容
2015年度 筆記30分 P I - A
Vocabulary
短文の語句空所補充
P I - B
Conversation
会話文の空所補充
P II - A
Reading -
Vocabulary
同意語選択
P II - B
Reading -
Comprehension
内容把握(4択)
P II - C
Reading
Writing
英問英答
P III - Writing 英問英答
入試問題概観

昨今いずれの学校でも帰国生入試の英語問題のレベルが上昇傾向にあるなかで、ここ数年難易度に変化はありません。日本の中学終了レベルより少々上の「英検準2級」から高校終了レベルの「英検2級」程度の問題で構成されています。
例年通り、制限時間を十分考慮に入れた形で問題数、長文のボリューム、記述の量が設定されています。しかし記述問題5題を含むこともあり、時間配分を考慮した練習が必要となります。
全体を通して見ると、このテストで高得点を得るには英検2級レベルに対応できる語彙力・文法力・読解力は当然ながら、これまでに帰国生として培ってきた表現力を含む総合的な力が求められていることが分かります。

分析
Part I - A Vocabulary

<動詞(5問)・名詞(1問)・形容詞(2問)・副詞(1問)・イディオム(1問)>
短文の語句空所補充で1~2文程度の長さからなる文の空所に入る適切な語句を選びます。動詞が半分を占め、その中には文法力を試す問題-受動態や前置詞+動名詞-も含まれています。問題文で使われている語句と選択肢もすべて準2級レベルです。

Part I ‐ B Conversation

<会話文の空所補充でA・B、2人の会話文の空所に適切な文を補う>
文脈から適切な発言を選ぶことや、空所前後の質問や応答文から推測して答えを出すことができます。会話の流れや意味を確実に押さえて解答します。会話の場面設定や文章自体はシンプルに構成されています。実践的なコミュニケーションを通して英語学習を経験してきた帰国生にとっては、会話上の表現の問題は対応しやすいでしょう。

Part II . English Reading Section

北アメリカ原産の食虫植物の「ハエトリグサ」に関する247語からなる文章です。語彙に関する問題・内容把握(選択問題)・記述式内容把握(英問英答)の3つのパートから構成されています。語彙、文章全体の構成、文法構文などを見ても英検準2級から2級レベルの難易度の文章となっています。

Part II ‐ A Vocabulary

<形容詞1問・名詞1問・動詞2問>
本文で使われている単語と同じ意味をもつ文章や単語を選ぶ問題です。文章全体の大意をすばやくつかむように心がけ、問われている語句の意味を文脈から判断することは十分可能です。選択肢も親切に挙げられているので、そこから意味を判断することもできます。

Part II ‐ B Comprehension

文全体の意味を確実に捉える上でも、文章全体の構成や代名詞が指し示すものなどに注目し、すばやく論理展開を把握することが大切です。選択肢の内容も紛らわしいものはないので、本文の概要を把握しながら読み進め、該当部分を丁寧に確認していけば高得点が可能な設問です。

Part II ‐ C Writing

本文の内容に関しての英問に完全な英文で答える問題です。問題の意味を確実に捉えて、本文のどの部分を引用して解答すればよいのかを判断します。そして、それを自分の言葉として表現します。基本的な文法ミスやスペルミスに注意を払うことも重要です。

Part III Writing

<自由英作>
「どのようなクラブに入りたいですか。理由は?」「あなたの好きな本は何ですか。その理由は?」「都会に住むのは好きですか。理由は?」という質問に英語で答える問題です。語数制限はありません。解答用紙のスペースからすると、3行ほどでまとめる必要があります。作文問題では英語の総合力が見られるので、文法ミスやスペルミスなどしないように、日ごろからの注意が大切です。

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