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2015年度 帰国子女入試問題分析 |
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年度 | 受験形式 | 時間 | 問題 | 分野/形式 | 出題内容 |
---|---|---|---|---|---|
2015年度 | A方式 | 60分 | A | 文法 | 正誤問題 |
B | 文法・語法 | 語句選択英文完成 | |||
C | 語彙 | 同意語選択 | |||
D | 語彙 | analogy | |||
E | 語彙 | 異義語選択 | |||
F | 読解 | 内容吟味・語句選択 | |||
B方式 | 50分 | A | 文法 | 正誤問題 | |
B | 文法・語法 | 語句選択英文完成 | |||
C | 読解・表現力 | 文選択 | |||
D | 語彙 | 同意語選択 | |||
E | 語彙 | 異義語選択 | |||
F | 読解 | 内容吟味・語句選択 |
入試問題概観
この数年間、出題形式や問題の難易度にそれほどの変化はみられません。ホームページにもあるように、「A方式はアメリカの小学校6年程度」の内容で文法問題・語彙問題・文章読解で構成されています。B方式は、A方式より少し易しい設定となっています。試験時間はA方式60分100題、B方式50分85題で、かなりのスピードが要求されます。A方式・B方式とも10~15分程度の英問英答があり、リスニング・スピーキングの力が試されます。
分析
文法力
- 正誤問題 1つの文章の中の4箇所に下線が引いてあり、そのうちの1箇所の間違いを見つける問題です。
- 適語句を4つの選択肢から選び、文を完成させる問題です。
基本的な表記ルール(punctuationなど)や基本単語の綴りの間違いから日本の高校3年間で学習する文法事項(時制・付加疑問・数量形容詞・仮定法・関係詞・前置詞(イディオム)・受動態・名詞の所有格・接続詞など)まで幅広く出題され、バランスの良い問題構成になっています。様々な角度から英語の基礎力が試され、正確さが求められます。確実に文法の理解ができていないと、ここでかなり時間が取られてしまうことになるでしょう。過去数年間の文法問題を数多く解いて出題パターンに慣れ、苦手の項目があれば高校文法教材などを使って論理的に理解できるように務めましょう。
語彙問題
- 与えられた英文の中の下線部の付いた単語と同じ意味を持つ単語を選ぶ4択(B方式は3択)問題です。
- analogy ― 4択
- 選択問題
ここで扱われている語はほとんどジーニアス英和辞典の英単語重要ランキングCランク(大学生・社会人に必要な語)、もしくはそれ以上の無印ランクのものです。英語圏の国々の6年生が日常生活や学校生活の中で必要としているレベルの単語力をキープしておく必要があります。ホームページにも、「帰国受験生の英語学習のやり方」についての質問に対して、「学校として意識してもらいたいのはボキャブラリーを維持し、向上させておくことです。そのためにはたくさん書くこと、そして新聞を読むことが重要です。」という回答があります。
読解問題
- A方式 ― 本文3つ
- B方式 ― 本文2つ
いずれも500~550語からなる文です。どちらの方式の題材もバラエティーに富み、受験生の年代の視点で捉えることのできるものが選ばれています。本文の文章自体は易しく、もし分からない単語があっても文章の流れから推測できるでしょう。しかし、設問の中にはこれからの大学受験(英語圏での受験)の学習に必要とされるであろう単語や知識が求められています。英語圏の国々の6年生の読解力、またそれに必要な語彙力・表現力、そして大学受験のための学習に対応できる生徒を求めているのが、この問題からも見て取れます。