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2015年度 帰国子女入試問題分析 |
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年度 | 時間 | 分野/形式 | 出題内容 |
---|---|---|---|
2015年度 | 60分 | 一行題 | 数の性質、立体図形、濃度 |
大設問 | 仕事算、場合の数、水位と速さ、平面図形 |
入試問題が求めている力
単純な計算問題は出題されず、一行題と大設問形式の5題構成で、総設問数は15問前後です。試験時間は60分です。考え方や式などを求められる問題が1問は出題されます。また、「すべて答えなさい。」というような答えが1つに決まらない、もれなく調べあげる力が求められる問題も1問は出題されます。
数論・図形・文章題とバランス良く出題されていて、どの問題も緻密に分析してから総合化して考えることが求められています。それぞれの問題で、複雑な計算に対する正確さも求められています。
問題の構造を図などを使って視覚化したり、さまざまな試行錯誤をしたりする必要がある場面が設けられており、どのような場面でどのように時間を使うのかということも試されています。
また、比を利用し抽象化して考えると有利な設問も多く、速さ、図形等他分野との融合型で出題されます。
入試に向けて準備しておくこと
複雑な計算過程にも対応できるように、計算練習をする場合は、時間を意識して取り組みましょう。見直しをせずにできる限りのスピードで取り組み、計算ミスをしやすいところがどのような部分か、ふり返っておきましょう。
難易度については、超難問の出題は少ないですが、ひとひねりした力の差がはっきり出ると思われる問題が多いです。また、大型問題での出題分野は、割合と比の文章題、場合の数、速さ、図形、数論などが多いです。普段の学びの場面で、典型問題に取り組むとき、それらに取り組むことで学んだことは何だったのかを確認するようにしましょう。また、情報をどのように整理するのか、調べるときに着目できるところはどこかなどについて、ふり返りながら取り組みましょう。途中で何をやっているのか見失わないよう、求めた数の意味を明らかにしながら答案を書きましょう。
「答えをすべて求めなさい。」や「何通りありますか。」という答えが1つに決まらない問題に取り組むときは、答えになる範囲を論理的に考えることや、もれや重複なく調べあげることを意識して取り組みましょう。
比を使って抽象化して考えることは、「割合」のみならず、図形、速さ、文章題などの問題に取り組むときにも大きな力になります。線分図、面積図、進行グラフなどに表現して、比を利用して考える問題に意識して取り組みましょう。