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2015年度 帰国子女入試問題分析 |
年度 | 時間 | 分野/形式 | 出題内容 |
---|---|---|---|
2015年度 | 60分 | [ I ]読解 | 適語補充(4択)・適文選択補充 |
[II]語彙 | 適語補充(記述) | ||
[III]文法 | 正誤問題 | ||
[IV]読解 | 要旨把握・適語補充 | ||
[V]読解 | 適語補充・内容説明・要旨把握 | ||
[VI]英作文 | 約70語 |
入試問題概観
例年通り、この帰国入試の問題は日本で行なわれている高校入試や大学入試の問題とは少々異なります。
英語圏の国々で英語を母国語としている生徒たちの英語の運用能力、論理的に思考する能力を図ることがこのテストのねらいです。普段から英語に接する機会を持ち、たくさん読んだり書いたりすることが大切です。試験時間60分でこのボリューム・内容に取り組むには、かなりのスピードが求められます。そのためには意識的にボキャブラリーを維持・向上させておく必要があり、文法学習を通して児童英語からのステップアップを図るなどの準備が必要です。
分析
読解問題
大問3題―エッセイ・説明文・物語文
いずれもかなりの長さではありますが、もともと子供向けに書かれたものであったり、普段の生活の中で目にするトピックであったりと、読みやすい文章で書かれています。英語圏の国々の生徒たちの読書量からすれば、この読解問題のボリュームには、何も不思議はありません。説明文の中の簡単な算数問題など、受験者の集中力を保つ工夫がされており、いずれの設問も内容を順に確認していけば解けるものになっています。日ごろから活字に触れる習慣をつけ、語彙力を維持しておくことが重要です。
語彙問題
大問1題―William Henry Davies の“Leisure ”
有名な詩の脚韻の単語を書かせる問題。有名な詩でもあり、脚韻の説明もあるので、文意を考えながら「発音・音」に注意すれば解ける問題です。
文法問題
大問1題(10問)
正誤問題―文法・語法
接続詞・名詞・前置詞・受動態・コロケーション・形容詞
アカデミックな読み書きにつながる文法、語法の習得は文章を確実に読解したり表現したりするのに不可欠です。帰国生が起こしやすい様々な英語のミスを問題のなかに散りばめています。その対策として、普段の読み書きのなかで英語を正確に運用できるように意識しましょう。
英作文問題
「Some people say what they really think while others don’t. Which type of person are you?」
このトピックに対して「自分はどちら」で「理由は何か」を約70語でこれまでの経験などを示しながら説明する問題です。端的かつ論理的に自分の考えを述べなければいけません。言いたいことをある程度の分量にまとめる構成力を身につけるにはかなりの練習が必要です。