「文学コンクール」を始めて、今年で19年目を迎えました。今年も「第19回 日能研文学コンクール」を開催いたします。
日々、学校生活を送っている中で、 「世の中に対して一言、言いたい!」と思っていることはありませんか?
心の中で、そっと温めているような物語はありませんか?
みなさんが持っている「想像力」や「表現力」を思いっきり発揮して、
日頃、心に抱いている熱い思いを文章にしてどんどんご応募ください。お待ちしています。
テーマ1:「30歳の自分」が生きる時代
2022年の出生数が80万人を割りました。「少子高齢化」が急速に進んでいて、日本は本格的な「人口減少の時代」を迎えています。岸田文雄政権も「異次元の少子化対策」を掲げて、人口減少の歯止めに躍起です。少子化の理由の一つが、結婚し、出産・子育てを選ぶ若者が減ってきていること。その若者の多くが人生の岐路に立つのが30歳前後ではないでしょうか。仕事も覚え、そろそろ「家族」について考え始める年齢です。
18歳で成人を迎え、それから10年余りが過ぎて立派な大人になった30歳の自分はどんなことに悩み、目標を持ち、決断しているでしょうか。「30歳の自分」が生きる時代に向けて、今考えていることをまとめてみてください。
テーマ2:世界がつながるために必要なこと
2022年に始まったロシアとウクライナの紛争は解決の道は見えず、いまだに「平和」の姿が描けません。この数年、世界経済は新型コロナウイルスによって停滞し、各国で「格差」が広がっています。異常気象は今年も続き、「地球温暖化」への対応も低迷しています。持続可能な社会で多様な人たちが生きるための指針「SDGs」はどこまで実現されてきたでしょうか。
分断が進む世界がまとまるために、結束するために、私たちができることは何なのでしょうか。自分の経験を生かしながら、テーマを絞って、必要なことを論じてください。
※題名は自由につけてください。
字数:約1200~3200字
※論説文で応募する方は、「論説文ってどんな文章?」を参考にしてみてください。
A:短編作品
字数:約1200~4000字
B:長編作品
字数:6000字以上(但し、5万字を上限とする)
※応募は、未発表で本人の書いたオリジナル作品で、1人1作品になります。
※ただし、今年も論説文に限り、各テーマ1作品(1人2作品)ご応募いただけます。
※生成AIによる文章の転載は禁止します。
トロフィー・賞状・図書カード(10万円分)
※応募作品全体の中から、1作品を選ばせていただきます。
盾・賞状・図書カード(3万円分)
※1部・2部それぞれから、1作品ずつ選ばせていただきます。
◆選考の状況により、奨励賞・特別賞などを選定する場合があります。それらの作品については、賞品を送らせていただきます。
中高一貫校にお通いの中学1年生~高校3年生
※上記の方であれば、どなたでも応募できます。
※現在は、学校・クラス単位でのご応募は受け付けておりません。各自、応募フォームから個人で応募していただきますようお願いいたします。
「Microsoft Word」での作成を原則とします。
応募作品のファイルサイズは、2MBまでとしてください。
ファイル名は「英数のみ」を使用してください。日本語名では送信できない場合があります。
また、以下の要領で 応募者のお名前に変更してください。
例/ 日能研 花子さんの作品 = nichinoukenhanako.doc(または .docx)
応募画面より、必要項目を入力し、ご応募ください。
以下の8項目については必ず入力してください。
2023年9月20日(水)で、応募を締め切らせていただきました。
たくさんのご応募、ありがとうございました。
入選発表は、12月下旬を予定しています。
【著作権について】
入選作品の著作権は、主催者側に帰属します。
また、日能研各種テストへの出題・テキストへの掲載など日能研関係の出版物に使用する際、作者名を明示しなかったり、一部改変したりする場合があります。
ご不明な点は、下記番号(通話料無料)にてお問い合わせください。
受付時間 11:00~18:00 (日曜日 9:00~15:00)
主催:日能研
論説文は、何かのテーマについていくつかの事実(ディテール)を挙げながら、自分なりの考えや意見、提案をまとめた作文です。プロの評論家の批評文や新聞の社説などを参考にするのは構いませんが、あなた自身の考えや意見が入っていないと、論説文としてはなりたちません。誰かの意見や借り物ではない、あなたの意見が大切です。
他人に意見が伝わる、説得力を持った論文こそがいい論説文です。そのために必要なものは、まず、自分の考えや意見を言えるような身近な題材を見つけること。ある程度の人が共通理解しやすいものがいいですね。さらにできれば、自分の体験や経験も入れて書きましょう。
そして、その論文を書きたいという思いが大切です。沸々と体の中から湧き出てきた思いを、できるだけ冷静な言葉を使ってまとめてください。起承転結はそれほどはっきりしていなくても構いませんが、最後の結論は分かりやすい言葉でまとめましょう。
つまり論説文は、予備知識がない人が読んでも分かる題材で、誤解のない言葉を使って、喜怒哀楽のどれかの思いを込めながら、あなたの考えや意見を熱く、かつすっきりとまとめたものです。論説文は誰かに読ませるために書くもの。わかりやすさが勝負なのです。
みなさんの力作をお待ちしております。
今までの入賞作品は「過去の入選作品」ページでご覧いただけます。