「文学コンクール」を始めて、今年で20年目を迎えました。
今年も「第20回 日能研文学コンクール」を開催いたします。
日々、学校生活を送っている中で、「世の中に対して一言、言いたい!」と思っていることはありませんか?
心の中で、そっと温めているような物語はありませんか?
みなさんが持っている「想像力」や「表現力」を思いっきり発揮して、
日頃、心に抱いている熱い思いを文章にしてどんどんご応募ください。お待ちしています。
「文学コンクール」は今年で募集を終了します。今までたくさんの作品を送っていただき、読ませていただいたことに感謝しています。今年で最後になりますが、今回もたくさんのご応募をお待ちしています。
テーマ1:災いに備える
アジア大陸の東に浮かぶ日本列島には、風光明媚な地形が広がり、人々は豊かな自然の恩恵を受けながら独自の文化を築いてきました。しかし、その代償として、今年の正月に起きた能登半島地震のような天災がしばしば起こる危険性も持っています。
近年はさらに、地球温暖化に伴う異常気象などで、気象災害も目立つようになりました。美しいけれども、決して穏やかなだけではないことは、みなさんも実感しているでしょう。
そこで重要になるのは、こうした「天災」に対してどう備えるか、です。備えるためにも、まず、天災がどういうものであるかを知ること。そして、どうすれば被害をいかに少なくできるかを考えて、備える心構えを持つことが重要です。
身のまわりに起きた災害の経験をふまえながら、日本列島で暮らしてゆく上で、どうすれば「災いに備える」ことが出来るかを、論じてみてください。
テーマ2:世界の中の「日本」
2025年には大阪市で「EXPO2025 大阪・関西万博」が開かれます。万博には開催国に加えて、世界中の国が参加し、それぞれの国の産業や先端技術だけでなく、自然景観や伝統文化なども広く紹介されます。日本からすれば、世界中に今の、近未来の日本を知ってもらう貴重な場であるとともに、世界を知ることができる貴重な機会でもあるのです。
少子高齢化が進む現在の日本社会は課題も山積みですが、戦後続けてきた平和主義など、日本だからこそ世界に先駆けてきたいろいろな経験や技術、発想もあるはずです。
今こそ、日本が世界に向けて発信することがあるとすれば、それは何だと思いますか。みなさんが展示責任者になったつもりで、大阪・関西発で世界に発信できる「日本」の魅力をプレゼンテーションしてみてください。
※題名は自由につけてください。
字数:約1200~3200字
※論説文で応募する方は、「論説文ってどんな文章?」を参考にしてみてください。
A:短編作品
字数:約1200~4000字
B:長編作品
字数:6000字以上(但し、5万字を上限とする)
※応募は、未発表で本人の書いたオリジナル作品で、1人1作品になります。
※ただし、今年も論説文に限り、各テーマ1作品(1人2作品)ご応募いただけます。
トロフィー・賞状・図書カード(10万円分)
※応募作品全体の中から、1作品を選ばせていただきます。
盾・賞状・図書カード(3万円分)
※1部・2部それぞれから、1作品ずつ選ばせていただきます。
◆選考の状況により、奨励賞・特別賞などを選定する場合があります。それらの作品については、賞品を送らせていただきます。
中高一貫校にお通いの中学1年生~高校3年生
※上記の方であれば、どなたでも応募できます。
※現在は、学校・クラス単位でのご応募は受け付けておりません。各自、応募フォームから個人で応募していただきますようお願いいたします。
「Microsoft Word」での作成を原則とします。
応募作品のファイルサイズは、2MBまでとしてください。
ファイル名は「英数のみ」を使用してください。日本語名では送信できない場合があります。
また、以下の要領で 応募者のお名前に変更してください。
例/ 日能研 花子さんの作品 = nichinoukenhanako.doc(または .docx)
応募画面より、必要項目を入力し、ご応募ください。
以下の8項目については必ず入力してください。
締め切り:2024年9月23日(月)
入選発表は、12月下旬を予定しています。
【著作権について】
入選作品の著作権は、主催者側に帰属します。
また、日能研各種テストへの出題・テキストへの掲載など日能研関係の出版物に使用する際、作者名を明示しなかったり、一部改変したりする場合があります。
ご不明な点は、下記番号(通話料無料)にてお問い合わせください。
受付時間 11:00~18:00 (日曜日 9:00~15:00)
主催:日能研
論説文は、何かのテーマについていくつかの事実(ディテール)を挙げながら、自分なりの考えや意見、提案をまとめた作文です。プロの評論家の批評文や新聞の社説などを参考にするのは構いませんが、あなた自身の考えや意見が入っていないと、論説文としてはなりたちません。誰かの意見や借り物ではない、あなたの意見が大切です。
他人に意見が伝わる、説得力を持った論文こそがいい論説文です。そのために必要なものは、まず、自分の考えや意見を言えるような身近な題材を見つけること。ある程度の人が共通理解しやすいものがいいですね。さらにできれば、自分の体験や経験も入れて書きましょう。
そして、その論文を書きたいという思いが大切です。沸々と体の中から湧き出てきた思いを、できるだけ冷静な言葉を使ってまとめてください。起承転結はそれほどはっきりしていなくても構いませんが、最後の結論は分かりやすい言葉でまとめましょう。
つまり論説文は、予備知識がない人が読んでも分かる題材で、誤解のない言葉を使って、喜怒哀楽のどれかの思いを込めながら、あなたの考えや意見を熱く、かつすっきりとまとめたものです。論説文は誰かに読ませるために書くもの。わかりやすさが勝負なのです。
みなさんの力作をお待ちしております。
今までの入賞作品は「過去の入選作品」ページでご覧いただけます。