Great Explorations in Math and Science(GEMS=ジェムズ)は、カリフォルニア大学バークレー校ローレンスホール科学教育研究所にて開発された子どもを対象とした科学と数学の参加体験型プログラムです。各プログラムには、ロールプレイ、ゲーム、ディスカッション、体験実習などのアクティビティが組み込まれています。それぞれのアクティビティで、子どもたちは想像力を駆使しながら、科学の基本的概念・方法を学んでいきます。
実施要項
開催スケジュールは右の「お申し込み」より、参加ご希望のエリアを選んでご確認ください。
プログラムの内容については、下記のプログラム紹介よりご覧いただけます。
対象: 日能研の教室にお通いでない方(未就学児・小学生)
費用: 無料
会場: 日能研各校(首都圏)
プログラム紹介
お面をつくろう!~葉っぱや木の実を観察し、ことばや作品で表現する~
- プログラム紹介
- 葉っぱや木の実を手にとったことは誰しもあるでしょう。
では、それらをじっくりと観察したことは?
このプログラムでは、自分で拾ってきたさまざまな自然物を教室に広げ、その形、色、手触りなどに目を向けていきます。楽しいゲームをしながら、五感をたくさん使って、葉っぱや木の実をじっくりと観察します。
後半には葉っぱや木の実を使って、自分だけのオリジナルのお面をつくります。葉っぱや木の実の形や色、手触りなどから考えをめぐらせたら、きっと素敵なアイデアが浮かんでくるでしょう。どんなお面ができるかな?さらに、「このお面はだれがつける?」「お面をつけて何をしようか?」そんなことを考えながら、お面をめぐるお話もつくっていきます。
GEMSプログラム「文化遺産調査」より
※プログラムで使用する「葉っぱや木の実、木の枝などの自然物」を可能な範囲でご持参ください。(目安としては、紙袋1袋程度、10~20アイテム程度)持ち寄った自然物はお面の一部に加えますので、いろいろな種類のものを持ってくることをお勧めします。自然物の収集が難しい場合には、こちらで用意したものを使っていただくことになります。
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液体の探検~液体の性質を探り、多角的に分類する~
- プログラム紹介
- 麦茶、しょうゆ、牛乳、サラダ油…これらに共通することはなんでしょう?いろいろありますが、みな液体であるということです。
私たちの身の回りにはさまざまな液体があります。この講座では、身近にあるさまざまな液体の性質に目を向けてとらえていきます。
「色がついているものと透明なのがある。」
「こっちのはなんだかねばねばしているなあ」
「あれ、なんだかにごっているなあ」
子どもたちは液体をある特徴で仲間分けをしていきます。どこに目をむけたかによって、さまざまな仲間分けの仕方ができることに気づくでしょう。またいくつかの液体のしずくにも着目し、しずくの特徴を観察します。
液体を比べることを通して、観察する力や分類する力を養っていきます。
- GEMSプログラム「液体の探検」より
- みんなの声
- 相手のグループにすぐに気付かれないような、“仲間分けのルール”を考えるのが楽しかった。(子ども)
- 液体の正体(名前)を聞いたら、思っていたものとちがった。(子ども)
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ゼラチンディスクをつくろう!~観察や実験を通して、物質の性質をとらえる~
- プログラム紹介
- 紅茶に砂糖を溶かしたり、お風呂に入浴剤を入れる。
こうしたことは、あまり意識せずに日常的に行っていることです。このプログラムでは、そうした日常的に行っている、液体に固体を入れて「溶かす」ということを、科学的な視点から考えていきます。
お湯(液体)にゼラチン(固体)を溶かすとどうなるでしょう。
「水の量を変えたら?」
「色をつけるとしたら?」
「どうやったら早く固まるの?」
いろいろな状況をあれこれ考えながら、自分だけのゼラチンネックレスをつくります。完成は後日。世界に一つだけのゼラチンネックレスはどんな風に仕上がっているのかな?
- GEMSプログラム「溶解について」より
※このプログラムでは、ゼラチンを使用いたします。
講座では口に入れることはしませんが、ゼラチンアレルギーの方はご遠慮ください。
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石にこめられたお話~石の成り立ちを探り、特徴をとらえる~
- プログラム紹介
- 石と聞いて、どんなものを思い浮かべますか?
道端に転がっている石、磁石、きれいな宝石など、私たちの身近なところには様々な石がありますね。
このプログラムでは、いくつかの石を色や形、触り心地、においなどの視点からじっくり観察することを通して、特徴や属性をとらえたり、成り立ちを想像したりします。
- GEMSプログラム「石にこめられたお話」より
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磁石のフシギ???~性質を利用して道具をつくる~
- プログラム紹介
- 「磁石にくっつくもの、くっつかないものにはどんなものがあるかな?」
「どんなものがくっつきそう?どんなものがくっつかなそう?」
磁石につきそうなもの、つかないものを予想してから実験します。
「あれ、くっつくと思ったのにな。」
「これは磁石にくっつかないと思っていたよ。」
そのあとは自分の立てた予想を検証する旅へ。
何が磁石にくっつくのか。予想と旅を繰り返すことで、磁石にくっつく物に共通する特徴について考えていきます。
- GEMSプログラム「Magnets」より
- みんなの声
- ひもを立たせるにはどうしたらいいか考えるのが楽しかった。(子ども)
- 子どもそれぞれの考え方が現れる場面があり、一人ひとりの個性が見れるのが面白いと思う。(スタッフ)
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なくしたボタンはどれかな?~特徴に目を向け、視点を持って分類する~
- プログラム紹介
- 私たちの衣服についているボタン。よく見ると、いろいろな形や色、素材のものがありますね。
「丸いボタンは見たことあるよ。」
「私のお気に入りの洋服には四角いボタンがついているわ。」
「穴の数も違うんだね」
このプログラムでは、子どもたちが、ボタンの特徴をもとに自分たちなりの仲間分けをします。また、どんな仲間分けをしたのかあてっこをします。
友だちがボタンのどのような特徴に着目して、仲間分けをしたのかを知ることで、分類の視点を養います。
- GEMSプログラム「カエルの算数」より
- みんなの声
- ボタンをならべたり、ならびかえたりするのがたのしかった。(子ども)
- なかまわけしたのがたのしかったです。(子ども)
- ボタンを仲間分けするときに、注目するところがそれぞれのグループで違うのが興味深かったです。(スタッフ)
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魔法のカエルをつかまえよう!~ゲームで数の感覚を磨く~
- プログラム紹介
- 複数のカエルを2人で交互につかまえていき、最後に魔法のカエルをつかまえられたら勝ちというゲームを行います。このゲームへの挑戦を通し、子どもは必ず勝つ方法「攻略法」を考えていきます。
「どうやったら、必ず勝てるんだろう。」
「先にやった方が必ず勝つのかな?」
「このやり方なら勝てるはずだったのに」
ゲームをしながら、ゲームに必ず勝つ方法を子ども自身が発見し、他の友だちに自分たちの見つけた攻略法を紹介します。
試行錯誤しながら規則性を見つけ出す力や、自分の発見を言葉にして説明する力を使うプログラムです。
- GEMSプログラム「カエルの算数」より
- みんなの声
- 家でも、またやりたい!(子ども)
- 「魔法のカエルを絶対につかまえられる方法」について検証する方法が、テーブルでそれぞれ個性が出ていました。(スタッフ)
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固体と液体を混ぜたら?~科学実験のアプローチ法を体験する~
- プログラム紹介
- 科学者は実験をする前に仮説を立て、その仮説をもとに、実験結果を分析して次の実験につなげます。
このプログラムでは、子どもたちはまるで科学者のように予想を立て、実験をし、結果を検証していきます。
「ある複数の物質を袋の中で混ぜるとどうなると思う?」
子どもは実験の前にいろんな予想をします。
「しゅわしゅわと泡が出るんじゃないかな」
「色が変わるんじゃないかな」
実験後、予想を照らし合わせると、次に、どの物質が熱を出しているんだろう?とか、どの物質が色を変えているんだろう?と検証をするための実験をします。
こうしたプロセスはまさに科学者。未来の科学者への第一歩を踏み出していくプログラムです。
- GEMSプログラム「化学反応」より
- みんなの声
- 混ぜる前、何が起きるのかドキドキした(子ども)
- 混ぜた時、段々と熱くなってきてびっくりした(子ども)
- プログラムが終わった後も、子どもたちは実験で使った物質が一体何だったのかと興味津津でした(スタッフ)
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木のおうち~野生生物と木のつながりをとらえる~
- プログラム紹介
- 木と動物のつながりは?と聞かれたら何が思い浮かびますか?
リスなどの小動物は、木の実を食べ、そして他の動物から身を隠すのに木の枝や葉を利用します。
その他にも、木にぽっかりと空いた穴をおうちにする生き物もいます。
動物たちはどんな風に木をおうちにしているのかな?ということを考えるきっかけとして、
「私たち人間のおうちに必要なものはなんだろう。」と子どもに問いかけます。
「冬は暖かく、夏はすずしいといいなあ。」
「スーパーから近いといいなあ。」
「日が差しこむ窓がほしいな。」
子どもたちはまず、私たち人間と家との関係を考え、次のステップである木に住む動物たちの環境について想像をふくらませていきます。
十分イメージができたところで、子どもはフクロウのおうちを画用紙で作っていきます。
さて、いったいどんなおうちができあがるでしょうか?
- GEMSプログラム「木のおうち」より
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つくろうパラシュート!~試行錯誤しながら空気抵抗を体験する~
- プログラム紹介
- 物や人がふわふわ落ちるパラシュート。
パラシュートのしくみを考えて、オリジナルパラシュートを作ります。
「パラシュートの素材はどんなのがいいだろう?」
「パラシュートにつけるひもって何本にする?」
「大きいと重くなっちゃうよ。落ちるスピードが速くなるんじゃない?」
パラシュートをもっとゆっくり落とすにはどうしたらいいのだろう?
試行錯誤しながら、自分たちだけのパラシュートを作っていきます。
- GEMSプログラム「Falling and Flying」より
- みんなの声
- パラシュートにセロテープをはると重くなって落ちるのが速くなると思ったけれど、ゆっくりになってびっくりした。(子ども)
- おうちでもためしてみたい。(子ども)
- 楽しかった。紙を重ねると重くなるから落ちるのが速くなるとおもったけど遅くなった。(子ども)
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地球・月・星~モデルを使って天体の動きを体感する~
- プログラム紹介
- 地球が丸いのなら、どうして地面は平らに見えるのだろう?
どうして月の形は変わるの?
だれもが、一度は疑問に思ったことがあるのではないでしょうか。
このプログラムでは、太陽と月、地球の動きを、模型や自分の体を使って体感しながら、
月の満ち欠けや日食、月食の起こる理由を考えていきます。
- GEMSプログラム「地球・月・星」より
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かがみの国へようこそ!~物体を三次元的にとらえ、空間認識力を高める~
- プログラム紹介
- かがみの国の王様からの招待で、かがみの国へとあそびに行きます。でも、かがみの国は、何かが変…
「あれっ、おかしいなあ。」「いつも簡単にできるのに…」子どもたちは鏡を通していろいろなものを見て観察することで、空間認識力を高めていきます。また、合わせ鏡を使っていろいろな角度でもののうつりかたを予想することにより、論理的に考え推論する力を育てます。さらに、鏡の性質そのものを考えるきっかけをつくります。
- GEMSプログラム「Shapes、Loops、and Images」より
- みんなの声
- カエルを鏡にうつして増やすのがおもしろかった。(子ども)
- かがみの国の王様に、また挑戦状を出してほしい。(子ども)
- 大人も夢中になって取り組んでしまうプログラムです。(スタッフ)
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あらゆる可能性~さいころゲームで確率を学ぶ~
- プログラム紹介
- サイコロを30回投げたとき、1~6の目は何回ずつ出るんだろう?
「僕、いつも3とか4ばかり出るよ。」
「私は6が出ることが多いから、6が多いんじゃないかな。」
「僕は1が好きだから、1が一番多くなるはずだよ。」
子どもたちは経験から自分なりの予想を立てて…さあいよいよゲームがはじまります。
最初は勘で予想していたものが、ゲームが進むにつれて、あれ…なんかおかしいぞ。
思った通りにいかないよ。何か規則性があるのかな?
サイコロのゲームを通して、「可能性とは?」「確率とは?」ということを考えるプログラムです。
- GEMSプログラム「あらゆる可能性」より
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沈む?それとも浮く?~予測して、実験する~
- プログラム紹介
- ピンポン玉を水に入れたら、どうなるでしょうか?
ビー玉はどうでしょう?
「これは浮くかな?沈むかな?」
予想をしてから、実際に試してみます。
「一瞬沈みそうだったけど、浮いたよ!」
「ゆらゆらゆれながら、沈んでいった!」
実験したら、結果を整理し、それをもとに考察します。
「浮くと思ったのに、沈んだよ。なんでかな?」
「どうしてこれは浮くんだろう?」
身近な素材を使って、楽しみながら物体の性質や特性をとらえます。
- GEMSプログラム「科学の目でふるいにかける」より
- みんなの声
- うくと思ったものがしずんだり、しずむと思ったものがういたりして、びっくりした。(子ども)
- いろいろなものを水にいれるのが楽しかった。(子ども)
- 大人でも、予想とちがう結果になって、興味深かった。(スタッフ)
- 家にあるほかのものも試してみたくなりました。(スタッフ)
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アリのおうち -地面の下の小宇宙-~部分に目を向けたり、全体に目を向けたりする~
- プログラム紹介
- アリを見たことはありますか?
見たことはあっても、アリがどんな生き物で、どんな生活をしているか、実はくわしく知らないかもしれません。
このプログラムでは、アリの体のつくりやその行動、アリの巣について学びます。また、一人ひとりが自分のアリとアリの巣をつくることによって、アリの社会的行動や役割について学びます。
最後に、みんなのアリの部屋をトンネルでつなげると・・・?
- GEMSプログラム「アリのおうち~地面の下の小宇宙~」より
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ひみつのレシピ~観察・比較することを通して、性質のちがいをとらえる~
- プログラム紹介
- 画用紙に折り紙を貼ったり、紙同士をくっつけたり…
「のり」はものとものをくっつけるためによく使いますね。
でも、今日は使いたいのに「のり」がない!!
そこで今回は、キッチンにある数種類の粉を混ぜ合わせて「のり」をつくっちゃいます。
何を加えたら自分たちが求める性質の「のり」(粘着力など)に近づくんだろう?
グループでわいわいガヤガヤ…材料となる粉を観察したり比較したりして発見したことをフルに活用しながら、それぞれが考える理想の「のり」をつくります。
また、どの材料をどれだけ入れたかを記録することにもチャレンジします。このオリジナルレシピがあれば、おうちで自分のつくったオリジナル「のり」が再現できるかも!?
- GEMSプログラム「秘密のレシピ」より
※このプログラムでは、小麦粉とコーンスターチを使用します。
講座では口に入れることはしませんが、実験中に粉を吸い込む危険があります。
小麦アレルギーやとうもろこしアレルギーのあるお子さんの参加はご遠慮下さい。
- みんなの声
- いいにおいがするものもあった。おいしそうな「のり」をつくりたい!って思った。(子ども)
- いろいろなものを混ぜて、貼って乾いたら消える「のり」を目指した。(子ども)
- 大人でも大興奮!どんな「のり」をつくろうかワクワクするし、そこに至るプロセスが面白い。(スタッフ)
お申し込み方法
参加ご希望の方は、右の「お申し込み」よりお申し込みいただくか、日能研各校(首都圏)までお電話にてお申し込みください。
※いずれの会場も満席になり次第、受付を終了いたします。あらかじめご了承ください。
教室ごとの時間割・費用など詳しい資料をお届けします。