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日能研ルーブリックでの評価(国語)

サンプル問題(国語)に取り組んだ子どもたちは、記述で答案をつくります。
つくられた答案について、「日能研全体ルーブリック」にある「評価項目(「課題発見」、「課題設定」、「課題解決」)」にしたがって、それぞれの項目の熟達度を評価していきます。
評価をするときには、設問ごとに作成された「設問ルーブリック」が用いられます。

「設問ルーブリック」とは何か、どのような視点で評価が行われるのか、実際の答案と「設問ルーブリック」をつかってご説明いたします。

設問ルーブリックとは
「日能研 全体ルーブリック」をもとに、各設問における「課題発見」・「課題設定」・「課題解決」の視点や基準に関する詳細を表したものです。
その設問における各評価項目の中で、各段階の熟達度を想定し、その特徴を書いてあります。各段階の熟達度を表すコトバを参考にして、何を、どんな風に、あるいはどうやって、これから進んでいくかという道筋を明確にしていきましょう。

答案例1

答案例1

課題発見力
4 この答案では、自分が説明しようとしている家が、「きれい」、「3かいだて」「おしろみたいな家」という様子であるということが具体的に表現されているので、レベル4と評価されました。
課題設定力
2 自分が説明しようとしている家の様子が具体的に説明されているものの、その家をなぜ「さくらの木」と名づけようとしているのかの理由が不明確なので、レベル2と評価されました。
課題解決力
3 読み手が言葉を補うことなく、説明されている内容を読み取ることはできます。ただ、ことがらどうしの関連性に納得性や緻密さが感じづらいため、レベル3と評価されました。

答案例2

答案例2

課題発見力
4 この答案では、自分が説明しようとしている家が、「花がたくさんさいている」、「フラワーがたくさんある」という様子であるということが具体的に表現されているので、レベル4と評価されました。
課題設定力
4 自分がなぜ「フラワー家」という名前をつけようと考えたのかということが、分かりやすく表現されています。家の様子と、家につけた名前との整合性が高い答案であるので、レベル4と評価されました。
課題解決力
4 「~だったら~」、「~なので~」というような多彩な表現が用いられており、読み手にとっても、説明の納得性や緻密さが感じられる表現になっているので、レベル4と評価されました。

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