>> P.21
〈モデレーター〉の5つの要素「教え授ける」では、子どもたちは受け身で学ぶだけ。授業を担当する〈モデレーター〉は、教え授ける人ではありません。子どもたちが「自分で学ぶ」「自分で探求する」をつくり続けられるように、〈モデレーター〉には5つの要素が集約されています。教科の「スペシャリスト」であり、授業という学びの場を促進する「ファシリテーター」であり、子どもたち一人ひとりに関わる「カウンセラー」であり、分析的な目を持つ「アナリスト」であり、伝えるチカラを持つ「プレゼンター」です。いろいろな要素を持つ人が共にいることで、子どもたちは思い切り探求ができる。自分の発想を受け止めてくれる大人がいるという安心感。学びの場で子どもたちの好奇心を知的好奇心に昇華させるために、探求やシナジーが生まれるために5つの役割が必要なのです。〈学習スタッフ〉の5つのアクション日能研の〈学習スタッフ〉は5つのアクションを通して、子どもの学びと合格に寄り添います。クラス全体を見て、一人ひとりを見て、それぞれに合わせて方向づける「ディレクション」。子どもたちや保護者、〈モデレーター〉たちと情報のやりとりを生む「コミュニケーション」。子どもたちがキャッチできるように情報をちりばめながら刺激をつくる「ファシリテーション」。4教科の授業と子どもたち、私学と子どもたちをつなぎ調整する「コーディネーション」。子どもたちが情報を「自分ごと」にするためにわかりやすく伝える「プレゼンテーション」。例えば、「この時期は、こんなことに興味を持って、学校のイメージを膨らませてほしい」という想いを、ディレクションやコーディネーションを使いながら、子どもたちに伝え、寄り添う。〈学習スタッフ〉は、合格に向けたストーリーを子どもたちと共につくっていきます。学ぶ子どもと共にいる人