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自分で自分を動かす〈学びのサイクル〉「導入」、わくわくへの招待。「探求」、仲間と共に。「概念化」、自分で納得する。「応用・展開」、新しい自分で。子どもたちは4つの学びがつくる〈学びのサイクル〉をまわしながら、ステージⅡ〜Ⅳでの学びをダイナミックに動かしていきます。大切にしたいのは、「自分自身が〈学びのサイクル〉をつなげる」こと。家での学び、授業での学び、それぞれで、自分の学びをつくる。その自分がテストに向き合い、体験をふり返る。そうして、「どんな学びをしていくのか」を自分自身で考え、つなげていきます。授業で出あった知識の再現活動から抜け出し、「どんな学びをしていくのか」を自分自身でつなげるのが〈学びのサイクル〉です。学びのエンジン〈ふり返りサイクル〉〈学びのサイクル〉のさまざまな場面で、そのときそのときの自分を俯ふ瞰かんし、言葉にする。「何があった?」と、起きたことを整理する。「それって何で?」と、起こった理由を明確にする。「では、どういかす?」、自分は何をどうしたいのかをはっきりさせる。いろいろな気づきが生まれ、「さあ、やってみよう!」という未来への準備をつくることができる——。日能研にある「3種類の?(ハテナ)プロセス」です。授業の後で、テストの後で、教室で、家で。〈ふり返り〉は時間や場所に制限されず、いつでもどこでも行うことができます。〈学びのサイクル〉をまわすエンジン、自分で自分を成長させるエンジンなのです。ステージⅣまでの学びを経て、夏期講習で学ぶ子どもたちの〈ふり返り〉14