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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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合格したのに入学できなかった話

  • 年度:2026
  • 性別:男子
  • 執筆者:
ここでは成功体験ではなく,私の大失敗を書こうと思います。
少しでも笑っていただきつつ,同じ失敗を防ぐ参考になれば幸いです。

最近はオンライン決済が普及し,入試の出願から入学手続きまで,すべて自宅や職場から簡単にできるようになりました。我が家でもミライコンパスを利用し,出願~結果確認~支払いまで一通りオンラインで行っていました。仕事中に私が対応できない場合に備え,連絡先は妻の携帯電話に設定していました。また,同僚からは「入学金はカード払いが便利だが,限度額には気をつけた方がいい」とアドバイスを受けていました。しかし私は「カードは何枚もあるし,最悪別のカードを使えばいいだろう」と,軽く考えていました。

そして本番。
息子は運よく,チャレンジ校と本命校の両方に合格しました。先に結果が出たチャレンジ校は,妻の目の前で手続きを行い,入金完了メールも確認。完璧です。
問題はその後でした。

本命校の合格発表は,私が仕事中に迎えました。会議でプレゼンを聞きながら携帯を操作し(今思えばこれも問題ですが),合格を確認。そのままカードで支払い手続きを行い,画面が切り替わったのを見て「よし終わった」と判断し,すぐに仕事へ戻りました。
入学金の支払い期限は当日16時まで。しかし私はその後,入金完了メールの確認を一切せず,完全に油断していました。

そして帰宅後。
何も知らない私は,息子に「どっちにする?」などと呑気な会話をしていました。
そこで妻が一言。「入金確認のメール,来てないよ」
嫌な予感がしてサイトを確認した瞬間,すべてを理解しました。
――支払いは,完了していませんでした。

原因はクレジットカードの限度額でした。仕事で使っているサービスの料金がカード決済されており,その反映が遅れていたため,気づかないうちに限度額を超えていました。結果,入学金の支払いに数千円足りなかったのです。
あのとき見た「画面が切り替わった瞬間」が成功だったのか失敗だったのか,今となっては確認できません。ただ一つ言えるのは,「なぜあの場で確認しなかったのか」ということです。今でも思い出すと少し胃が痛くなります。
幸いにも,息子はどちらの学校にも強いこだわりがあったわけではなく,結果を受け入れてくれました。そもそも志望理由が「学食のうどんがおいしそうだったから」という程度だったのが,不幸中の幸いでした。
しかし本来であれば,本人が選べたはずの進路を,親のミスで失わせてしまったことは,今でも申し訳なく思っています。
カードの限度額不足など,以前であれば「そんなことあるのか」と笑っていたと思います。しかし実際に当事者になると,まったく笑えません。
この文章を読んでくださっている保護者の方は,「こんなことあるのか」と笑っていただいて構いません。ただし,同じ失敗でお子さんの努力を無駄にしてしまうことがないよう,少しでも参考になれば幸いです。

教訓
・「支払いは終わったつもり」ではなく,完了メールまで確認する
・クレジットカードの限度額は“余裕があるはず”と思わない
・受験手続きは必ず一人が最後まで責任をもって行う
どれも当たり前のことですが,その当たり前ができていなかった結果が今回の失敗でした。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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