小学6年生から日能研に入りました。小学5年生までは、課外勉強としては学校の宿題しかしていませんでした。
レアケースかもしれませんが、6年生で一念発起という方の参考になればと投稿します。
【きっかけ】
小学4年生になる弟が受験したいと言い、だったら小学6年生になるお兄ちゃんも塾行ってみる?
とりあえず1校(W中学)だけチャレンジして、ダメだったら公立でもいいんじゃない。
こんなノリで始まりました。
【入塾当初~夏】
日能研に入ってみたものの、勉強に慣れていなかったため、「なんで勉強をしないといけないのか。」と何度か聞かれました。
勉強の意味って、実は人それぞれ違うように思います。
「国語、算数、理科、社会、どれも働き始めて直接使う機会はそんなにない。
ただ、働き始めると、色々な課題にぶつかる。課題はそれこそ画一的ではない。いかなる課題が出てきても柔軟に対応する必要がある。この対応力を、国語、算数、理科、社会という形で鍛えるのが、最初の勉強だ。」というように毎回答えていました。
それが響いたかは、正直分かりませんが、その場は収まり、一応勉強に向かってくれました。
6年から始めているので余裕は全然ありませんが、まずは少しでも勉強を楽しくやろうと、土曜日の午前は、一緒にマクドナルドに行って大好きな朝マックのパンケーキを食べつつ、2~3時間ほど勉強する習慣をつけました。私自身昔塾講師のバイトをしていたので、分かる範囲で教えたり、クイズを出し合ったりしたり、携帯ゲームでちょっと休憩を入れたりと、ゆるい感じで勉強していました。
【夏】
夏期講習は、すごい勉強時間だと思います。体力も必要そうです。毎日最後の方の集中力は微妙だったようですが、何とか乗り切りました。
また夏はメモリーチェック(理科、社会)を回すというのが慣例です。メモリーチェックは受験に必要な情報がぎゅっと詰まっており、これを繰り返すことで記憶に定着させます。うちはまさにメモリーが不足しているので、何度も繰り返しました。社会は3回、理科は2回回せました。周りの生徒と進捗を競うような感じになり、それも楽しかったようで、クラス全体がメモリーチェック回そうという雰囲気になったようです。このような雰囲気も大変子供の勉強環境としては良かったと思います。
夏は塾だけで精一杯で、マクドナルドに行って一緒に勉強というようなことはほとんどなくなりました。たまに息抜きでパンケーキだけ食べにいく感じでした。一人で勉強するということも自然と習慣づいて来ました。
【秋】
本人は自覚なしのようですが、親としては、ついに受験が迫ってきたという感じです。保護者会では、親が焦らないようにと釘を刺されました。過去問に着手するタイミング(10月から?、忘れてしまいました)と終わらせるタイミング(12月末まで)とか、国算理は古い年度から、社会は新しい年度からとか、色々アドバイスを頂きました。この頃の個別面談で、当初の狙っていた1校だけでなく、埼玉千葉で先に入試があり、点数まで出る学校があること、東京でも、他の学校も受けた方が良いこと等色々お話を聞きました。当初はW中学だけのつもりでしたが、話を聞くうちに、模擬テストではなく、入試自体も練習になるので、本命狙いでも埼玉等で入試を受けた方が良い、また、やっぱり今後のためにも合格経験はさせてあげたいというように思うようになりました。
毎週どこかの学校の過去問を1年分は解くことを決め、週頭に今週はどこの何年を解こうという感じで過去問を進めました。
【12月】
気付けば年末。本当に間近です。塾の勉強、過去問、メモリーチェックの毎日でした。受験する学校も概ね決まりました。当初W一本の予定が、同じ学校の複数回試験も含め、何と10回試験を受けるということになりました。
ここらへんで始めて、各校のwebサイトとか見始めてしまったのですが、多くの学校が夏に学校説明会を開催していることに気付きました。後の祭ですが、ちゃんと事前に情報を収集して、学校説明会に出ておけば良かったと後悔しました。
【1月 埼玉、千葉受験】
試験を受けに行く道中をどう過ごして、本人の気持ちを高められるかとか、色々工夫しました。ネガティブなこととか、本人を怒ることとかは絶対しないと決めていて、それは良かったと思いますが、他の工夫は効果があったかなかったかは分からないです。ただ、試験の度に、毎回ハプニングがあり、その度に2月受験前で良かったねーと言ってました。
〇ハプニング1、メモリーチェックが見つからない。→メモリーチェックを寝る前にリュックに入れよう。
〇ハプニング2、腕時計をしわすれて出ていってしまった。→寝る前にリュックの上に置いておこう。
〇ハプニング3、パスモ(携帯)が見つからない。→リュックは完璧にしてたのに、そうきたか。携帯を目覚まし時計代わりに使ってたけど、その後どこ置いた?→朝起きてすぐに携帯をリュック傍に置こう。
〇ハプニング4、受験票にコンパスって書いているけど、コンパスを学校に置き忘れてきていた。。→コンパスはきっと使わないだろう。過去問でも使う問題なかったから、出たらあきらめよう。
ここまで続いてようやく、持物リストを作成し、ホワイトボードに書いて、試験前日にチェックマークをつけるようになりました笑。遅いですが、2月前でここまで気付けて、あとハプニングを事前に順に踏めて良かったです。2月で初ハプニングだと焦りますもんね。
埼玉、千葉では、4校受験して、3校合格。自信がつきました。試験中の時間配分とか、問題の取りくむ順番とか、教科で失敗したときの気持ちの切り替え方とか、各試験終わりに、こどもと色々振り返りをしました。
【持物リスト】
受験票
筆箱(鉛筆、消しゴム、直ものさし、シャーペン、ちゃんと中身を確認する)、
腕時計
携帯電話(ケースにパスモ入り)
メモリーチェック
合格はちまき(お守り)
コンパス(受験票を見て)
【2月1日】
1月に子供と話し合った末、S中学のI期を1日目にしました。当初の本命のWは、チャレンジ校の位置づけにして、2回目試験(2月3日)にチャレンジすることにしました。S中学は、2月1日は午前(4教科)と、午後(算数選抜)があります。両方チャレンジしました。
終わった後の感想は、午前は自信あり。午後は絶望的に自信なし。
18時には午前試験の合格発表、、、不合格でした。。。内心親子共に午前はいけている気がしていたのでショックは大きかったです。
子供はもう嫌だと号泣。1年間ですが、一生懸命頑張ってきたからこそ悔しいし、泣けたのだと思います。1人になりたいと言うので、心配しつつも、部屋に1人にしました。
そして日能研に電話で結果報告。泣いていて電話に変われない状況も説明。
「できれば、連れてきてください。今日の試験で自信があったのに、結果と合致しなかった理由を把握した方が、絶対明日から違いますので。」教室のS先生のお言葉です。
正直迷いました。ここで傷えぐっても余計ダメになるのでは。。。でも、このままめそめそしてても絶対いいことないし、流石に気持ちを変えられる自信もない。ここはプロを信じてみようと思い、息子を説得して、教室に向かうことにしました。
19時に到着、子供は大分落ち着きましたが、2連続の本番試験の後で、明らかにぐったりです。でも、ぐったりしている暇はないとばかりに、どの教科からやる?と、答案再現が始まりました。再現は、本人の感覚とかけ離れている訳ではない感じでした。でも各教科の先生は、親身にアドバイスをして下さりました。特に社会のY先生は、枝の1つ1つについて、どのように選んだかとか、記述についてどう書いたら良かったかと細かく検討してくださいました。検討の結果、「問題を最後までしっかり読む」、「字を綺麗に書く」、「枝を選ぶときは、正解枝を探すパターンと、不正解枝から消していくパターンを臨機応変に切り替える」等の課題がクリアになりました。実はこれまでも散々指摘されていたことだったのですが、本番で失敗して、本当に身に沁みた気がしました。21時くらいまで、熱血の個別指導を頂き、本当にありがたかったです。
そんなに距離はないのですが、普段バスで帰る距離をタクシーで帰りました。
【2月2日】
G中学を受験。S中学のI期よりは偏差値が1高い中学です。
昨日のアドバイスを胸に、気持ち新たに臨みました。
終わった後の感想は、まあまあ。1日目のことがあるので、決してできたとは言いません。
合格発表を息子と一緒に確認。。。合格!
子供とめちゃくちゃ喜びました。受かった。これで行ける学校ができた。アドバイスのおかげで、落ち込むことなく、実力を出し切れたこと、その成果が出たことが何より嬉しかったです。
【2月3日】
チャレンジ校のW中学。
2日目の合格をバネにしつつ、1日目のアドバイスを肝に命じて、試験に臨みました。
終わった後の感想は、まあまあ。G中学のときと同じ雰囲気なので、ちょっと期待感が高まります。試験の後の午後、教室で答案再現をしたようで、その感触も悪くなかったようでした。
合格発表は、2月4日の午前でしたが、結果は、不合格。ワンチャンあるのではと期待しました。期待できるところまで来れたことが本当にすごいと思いました。
【2月4日】
S中学のIII期。
初日の雪辱を晴らしたいという気もありつつ、G中学に心がほとんど持って行かれつつ、感情が入り交じりますが、何とか平常心で受験できました。
終わった後の感想は、まあまあ。できなかった時はできないと言うので、2日以降ずっとまあまあ。もうどっちに転ぶかは分かりません。
結果は、不合格。1日目の午後も含めると、3回も落ちました。
でも、我々にはG中学がある!結局東京本番は、合格は1つだけで、5日の願書も出してはいたのですが、ここで受験を終えることにしました。
長かったような、短かったような。
【2月12日(平日)】
既にG中学の制服の採寸等も済ませ、子供もG中学に行く気満々だったところ、不意に電話が鳴りました。なんと、S中学の繰り上げ合格の連絡でした。。。子供はG中学に行く気満々だし、でも、G中学が決まる前は、おおよそS中学行くんだみたいな気ではいました。家族会議が必要です。夕方まで返事を待ってもらい、子供の下校と同時に家族会議を始めました。
いずれの選択も正解はないので決めるのは大変難しかったです。先に拾ってくれて、大学の付属校なので、成長課程で勉強以外にも個性をしっかり伸ばせそうなG中学。この先安泰ではないが、努力が求められ続ける環境に身をおき、より高みを目指せるS中学。
本当にG中学には後ろ髪引かれるし、のんびりも合っているのではとも思いましたが、この1年の頑張りを見て、頑張る環境がより良いのではという結論に至りました。
最後の最後まで、当事者としてはドラマがあった1年の受験でした。
急遽始まったものの、期待以上に子供が頑張り、かつ成果があったので、本当に受験して良かったと思います。きっかけを作ってくれた弟、背中を押した母親、家族全員で受験の雰囲気を尊重しつつ、一丸となれた1年でした。
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- 今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。