娘は小3の夏、自ら「中学受験をしたい」と言い出し、受験勉強を始めました。途中で二度の転塾を経験しましたが、最終的に日能研に出会い、2年間お世話になりました。
成績は安定せず、最後まで一番下のクラスで学び続けました。家庭では塾で出された宿題に取り組むことを基本とし、特に算数は塾で教わったやり方を大切にしながら学習を続けてきました。
得意科目は算数で、最後まで大きな武器でした。一方、第一志望校である日本女子大学附属中学校の国語は、過去問でも5割程度しか取れず、時間内に読み切れず空欄が残ることも多く、本人も強い苦手意識を持っていました。
1月受験校については、冬期講習頃から本人のやる気が落ちていたこともあり、確実に合格できそうな1校だけにするかと悩みましたが、本人と真剣に話し合い、持ち偏差値相当の学校にも出願することを決めました。その学校で合格をいただけたことが、本人の大きな自信につながったように感じています。
そして2月1日午前、日本女子大学附属中学校の入試。娘は口数も少なく、緊張した様子でした。午後も同校の算数1科目入試を受けるため、校内でお弁当を食べ、私が作成した算数の復習ノートを確認しながら午後に備えました。
しかし結果は、午前入試、そして最も合格の可能性が高いと感じていた午後の算数1科目入試ともに不合格でした。算数1科目の試験後には「絶対に受かった」と話すほど自信があっただけに、不合格を知った入試2日目の朝、娘の涙は止まりませんでした。
それでも家族で「今日受験する意味」を集合時間ぎりぎりまで話し合い、気持ちを立て直して併願校の入試に向かいました。時間にも気持ちにも余裕のない中で臨んだ試験でしたが、前日よりも笑顔が見られ、落ち着いた様子で会場へ向かう姿が印象的でした。神奈川学園中学校、横浜女学院中学校から合格をいただくことができ、これで第一志望校に全力を注げると強く確信しました。
そして迎えた3回目の日本女子大学附属中学校の入試。「テストを楽しんでおいで」とだけ声をかけ、私は娘を最後まで信じ、見守ることに徹しました。逃げずに戦い続けたこの二日間で娘は大きく成長し、その後ろ姿を見送りながら、私は心から誇らしく思いました。
試験後、娘は「国語の解答用紙、全部埋めたよ。苦手だけど、自分の考えも書けた」と話してくれました。何度も空欄を作ってきた娘が、逃げずに最後まで書き切ったことに、点数以上の成長を感じました。力は出し切った、もう十分成長できたと、私も娘も感じていました。悔いのない中学受験だと思っていたその晩、合格発表で桜色の文字を見たとき、私たちは抱き合って喜びました。
入試期間中は、焦りや不安を抱えさせないために、あえて新しい勉強はさせず、生活リズムを整えながらリラックスして過ごすことを大切にしました。結果として第一志望校から合格をいただくことができましたが、困難な状況でも自分で考え、立て直し、前に進んだ経験は、娘にとって何よりの財産です。娘を通して未知だった中学受験の世界に触れ、共に挑戦し、走り抜けた時間は、私にとってもかけがえのない思い出となりました。そして、娘を最後まで信じて任せたことは、結果以上に親として大切な経験だったと感じています。
ここまで導いてくださった日能研の先生方に、心より感謝申し上げます。
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