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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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受験生を支える保護者にお伝えしたい3つのこと

  • 年度:2026
  • 性別:女子
  • 執筆者:
受験生本人ではなく、受験生の親としての振り返りを通して、お伝えできることをつづってみます。
1)横浜サイエンスフロンティア高等学校附属中学校の受験対策について
ポイントは3つ「学校の内申点(調査書の点数)はできる限り満点にしておく」「同レベルの私立受験に対応できる基礎力をつけてから適性試験に特化した学習をする」「合格最低ラインは65%以上の正答と認識しておく」です。
私立の学校に比べて圧倒的に情報が少なく、合格最低点なども公表されていないため、手探りで対策をしていった感が強かったです。
学校の成績は、成績表(あゆみ)の評価がそのまま点数化されます。3段階の3が10点・2が5点・1が1点で、9科目分を合計し、5年生と6年生の2年分計180点満点を100点に換算します。適性試験の点数は計200点を300点に換算されますので、学校の成績の影響割合は小さくなりますが、400点満点分のうち100点分が試験を受ける前に決まっていることになるため、「1点でも多くとるための」勉強をするなら、学校の成績は100点を狙った方が安心です。主要科目は受験勉強をしていれば問題ないと思われますので、子どもの特性によっては家庭科や音楽や体育の授業態度への注意喚起をしておくとよいかもしれません。
適性試験対策は、以下のように進めました。
*6年生の1学期のうちにいったん模試を受けて問題のパターンがどのような感触なのかと、そのパターンと子どもの能力との相性をざっくり見ておく
*夏休み中は普通に私立向けの試験勉強をして基礎学力を固める&得意科目をできるだけ伸ばしておく
*9月に入ってから過去問を5年分解き、正答率が65%を超えるにはどの部分を補強すればよいのかを明確にしていく
*11月までは私立向けの勉強を続けつつ適性試験対策としてどこが「弱点」なのかを見極める
*12月に入ってから同レベルの適性試験(過去問)を部分的に解いて「適性試験」に慣れる
*1月に入ってからは同じく適性試験の実際の問題を「短めの時間で区切って」解く(2026年の問題を解いてみるとわかりますが質問内容そのものはそれほど難しくなく、読まなければいけない資料の文字数がかなり多いです)
合格最低点を学校側が公表していないので、体験談から情報を拾うしかないのですが、合格者の適性テストの点数(合格発表時に本人に得点が通知されます)は、だいたい200点中130点以上なので、65%以上を正答する作戦を立てるのがよいかと思われます。

2)習い事との両立について
娘は保育園からチアを習っており、5年生の春から選抜チームに入りました。選抜チームで全国大会出場を経験し、6年生になっても続けるという意志が固かったため、「両立できそうか?」ではなく「どうすれば両立できるか?」を考えました。ポイントは、「120点を狙って2つのことはできないが、80点を狙って3つのことはできる」です。
私が親としてまず行ったことは、チアや体操の自主練と塾のスケジュールの調整です。チアの予定を最優先にして、塾のテストなど振り替えられるものは振り替えるのと同時に、本人の心身の状態を観察して「ちょっと、いっぱいいっぱいかも」と思われる時には、塾を「あえてサボる」日を作りました(塾の先生、ごめんなさい)。
そして、2つ同時に結果を得るために、もう1つ早い時期に行ったのが、万が一チアに時間も体力もかなり使って、成績が全く伸びなくても合格できる学校を第2希望の学校として確保しておくことです。しかも、本人が「妥協して仕方なく行く」と思ってしまうのではなく、本命校がダメでも「この学校も魅力的だ」と感じて6年間通える学校を探すことが大事だと考えました。5年生の秋からあちこちの学校の説明会に参加して、6年生になる前に本人がかなり気に入る、ちょうどよいレベルの、しかも適性試験型でも受験できる学校が見つかって、私的には両立のハードルがぐっと下がりました。
結果として、本命校に合格し、チアも全国大会で部門1位を獲得するという、大変ありがたい結果を得ることができました。両立は大変なこともありましたが、チアでの体験は、受験の色々を乗り越えるメンタリティ作りに大変役に立ちました。
 *頑張ってもなかなか結果が出ない時に諦めずに「もうひと頑張り」する粘り強さ
 *一発勝負の緊張するシーン(大会)を何度も経験することにより緊張を制御する冷静さ
 *結果にこだわるのではなくその結果を「次につなげる」意識
これらは、単に机に向かって勉強しているだけでは身につけられなかったことだと思います。

3)万が一理想の結果が得られなかった時のための備え
 6年生の4月の時点では、本命校に対して本人の実力は「要努力」レベルでした。
 中学受験で第1希望の学校に入学できる人は全体の3割という話も聞いていました。
 なので、「万が一本人の理想の結果が得られなくても、その先の人生にプラスに作用するにはどのようなメンタルを育てておけばよいか?」を大事にして関わりました。
 具体的には、チアでも、勉強(毎週のテストや模試)でも、結果の「よい・悪い」には言及せず、「まず本人に評価させる」『結果がよければ『何がよかったのか?再現性を持たせるには今後どうしたらよいか?』、結果が悪ければ『これは何のフィードバックなのか?次はどうすればよいか?』」を問いかけるようにしていました。
 私も仕事をしており、本人もチアと塾でパツパツのスケジュールだったので、日常的にしっかり会話する時間が取れません。なので、塾に持たせるお弁当のおにぎりケースに、毎回一言メッセージを入れていました。スポーツ選手や著名人の名言を引用したり、コーチングスキルを応用した構文でちょっとした仕掛けをしたりしながら、小さなメンタルアプローチを続けた感じです。それが役に立ったのかはわかりませんが・・・娘は、すべてのメッセージカードを保管してくれていました。

長くなりましたが、あまり言及されることのないマイナーポイントを列記してみました。次の春を迎える皆様の参考になれば幸いです。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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