私は4年生の後期から日能研に通い始めた。4年生と5年生の時は上位クラスをキープしていたものの、算数ばかり勉強していたため4教科での総合成績は上がらなかった。その時の私の志望校は鴎友学園女子中学校だったが、偏差値は40~50ぐらい。毎回のテストで優ノートをもらうクラスメイトをいつもうらやましく眺めていたが、私の勉強スイッチは入らず、クラスの後ろのほうの席から抜け出せなかった。
そんな私の成績が上がり始めたのは、6年生の夏期講習直前からだった。テスト前日の土曜日の過ごし方を変えたり、苦手としていた社会や理科に対しても宿題をメリハリをつけて集中して取り組むようにしたりしたため、席が前方に位置するようになり、時々優ノートをもらえるまでになった。また、4教総合の偏差値も60前半をとるようになった。その頃から、私の第一志望校は雙葉中学校に変わった。自分の持ち偏差値よりも上の学校を目指したほうが、成績が上がると思ったからだ。
そして迎えた夏期講習、先生から「ここで頑張らないと周りに差をつけられてしまう」「まとまった時間が取れるのはこれで最後だ」と言われ、やる気がみなぎった。しかし、初日から問題を間違えまくり、周りの人たちが正解する中で私だけ間違えるということが何度もあり、悔しいとともにとても恥ずかしく感じた。その日から私は勉強のスイッチが入った。朝7時から昼の12時まで必死に勉強した。午後から始まる授業では、先生が言ったことを、ノートに書くスペースがなくなるまでメモし続けた。授業中はずっと手を動かしていた。私は引き続き理社が弱かったので、理科はテキストの共通問題を三周し、社会は授業で先生が配ってくれた、赤シートで隠すと文字が消えるプリントをすべて言えるようになるまで何周もした。算数は428を三周し、国語では語句漢字を必ずやった。各教科の先生から言われている課題はすべてやり切った。そのおかげで夏期講習二回目と三回目のテストではどちらもクラス三位になった。今度は解いた問題をほぼ正解するようになり、クラスメイトについていけるようになった。算数ではクラスで一番最初に解き終わることもあった。成長を実感し、とてもうれしかった。そして、長かった夏期講習はついに終わりを迎えた。
秋になった。いよいよステージV。志望校別日特が始まった。私は、雙葉に合格するためには雙葉よりも難しい学校を目標にしたほうがいいと思ったため、女子学院日特に入った。私はこの時期に、テストにどのような気持ちで向かうと高得点が取れるのかなどの「メンタル」について研究した。そこで、皆さんには私がどのようにするとテストで高得点が取れるのかについて紹介していこうと思う。
一つ目は、テスト前日の土曜日は真剣に勉強することだ。テスト当日は自分の今までの努力が何よりも自信につながる。授業が終わって帰宅した後も緊張感をもって過ごしたほうが良く、私は気分が高揚するとテストのパフォーマンスが下がるため、笑わないことを心掛けていた。
二つ目は、クラスメイト(ライバル)のことを思うことだ。「絶対あの子より高い点数を取る」「絶対あの子に勝ってやる!!」などを思い、モチベーションを上げていた。
三つめは、テスト当日の過ごし方だ。まず、テスト会場までは徒歩で行く時間をとったほうがよい。一定のリズムで歩くと集中力が高まるからだ。テスト会場に着いたら、テストが始まる前までは勉強をしよう。手を動かす系のもの(見るものではなく書くもの)で勉強をしたほうがよい。私の場合は百ます計算やメモリーチェックをやっていた。そして、いよいよ解答用紙や問題用紙が配られる。テストが始まる一分前は、息を大きく吐いたり、首回しや肩回しをしたり、ライバルに勝つぞと心の中で唱えたりしよう。ついにテストが始まったら、あとは力を出し切るのみ。ミスしないことが重要だ。
私はこれらの方法で、テストで実力を発揮できるようになったため秋以降の成績はどんどん伸びていった。日能研全国公開模試の偏差値は65や66をとるようになり、最後の公開模試は偏差値68だった。教室ではいつも一列目か二列目に席が位置するようになり、優ノートを連続でとることもあった。そして、あっという間に冬期講習に突入した。
冬期講習では夏期講習以上に頑張った。まず朝の6時10分に起きて8時までぶっ通しで勉強。8時半くらいまで朝ご飯を食べて、昼の12時半までまた勉強。休憩は15分ほどで、何分勉強したからというより、頭が疲れて手を動かしたくなくなったときにラムネなどを食べて休憩していた。長時間自分の部屋にこもっているので、やる気がなくなることのないように自分で自分をほめながら勉強していた。また、毎日8時間睡眠をとり、健康面でも負けないようにしていた。
このルーティーンを守り、ついに1月31日までを全力で走り切った。今振り返ると、よくここまで頑張れたなと思う。1月中の私は、「周りも同じことをやっているんだ」「これが当たり前」だと思いながら勉強し、絶対に後悔したくないからできる限りのことはやろうと考えていた。また、1月になってからはある一冊のノートを作った。自分が何の問題で何を間違え、次はどうするのかをすべて細かく記録するものだ。それによって不安は少し取り除かれ、方略面の最終調整ですごく役に立った。
そしてついに2月1日。今までの努力はすべてこの一週間のためにある。私はこの日雙葉を受けた。いつものルーティーンをこなし、ラムネも二粒食べ、コンディションはとてもよかった。しかし、同じ教室にずっと咳をしている子がいたので全然集中できず、合否が大きく分かれる算数の手ごたえがほとんどなかった。その日は午後受験をせずに家に帰り、次の日の女子学院の対策をした。私の年はサンデーチャンスだったので、女子学院の入試が2月2日になるのだ。そして2月2日、女子学院を受けた。今までやってきた過去問の点数があまりにも悪かったため、どうせ受からないだろうと思った。でもせっかく今まで努力してきたのだから、できる限りのことはやろう。国語の試験が始まった。どの問題もすごくやりやすかった。手ごたえバッチリ!!続いて算数が始まった。過去問と違ってすらすら解ける!!すごく調子が良かった。そして、過去問では手も足も出なかった社会と理科も、とても手ごたえがあった。どの教科も時間が進むのが遅く感じ、ゾーンに入っていた。また、自分の力を出し切れた感じがした。面接も順調に進み、ついに女子学院の入試は終わった。
この日の午後は山脇学園中学校を受けた。国語が思っていたより難しくて自信がなかったが、算数はとても手ごたえがあったため多分受かっていると思った。
試験が終わり、グラウンドで親と合流した。雙葉は落ちていたと言われた。残念だったけど、全力で勉強したから後悔はない、仕方ないと思った。そのまま電車で日能研に向かった。明日、急遽鴎友学園女子を受けることになったので、その対策のためだ。日能研に行くと、今年の鴎友学園女子の一次で出題された国語の問題を解くように言われた。暗い気持ちだったが、先生に案内された隣の教室に、同じクラスの女の子が自習に来ていた。その子も雙葉に落ちたと言っていた。落ちたのは私だけじゃなかったんだと知り、とても勇気が出た。家に帰ってからは鴎友学園女子の理科と社会の過去問を少し見て、その日はすぐに寝た。
2月3日、私が乗っていた電車に3人ほど受験生がいた。みんな2月1日はダメだったのだろう。今年の鴎友学園女子の二次試験の倍率は4.6倍。4年生のころの私の最初の第一志望校だったので、受けられてよかったと思った。国算社は順調に進んだが、最後の科目の理科で、ハチの8の字ダンスの問題が出てきた。ハチの絵が気持ち悪すぎてページを開けない・・・。でもこの問題は私が頑張って克服した問題だったから、後悔しないように全力で解き切った。そして試験が終わった。その後校庭で父と合流し、すぐに言われたのは、『おめでとう、JG受かってるよ!!!』えーーーー!!!!やったー!!とてもうれしかった。人生で一番うれしかった。いろんなプレッシャーや気持ちから解放された。あきらめずに最後まで全力でやりきって本当に良かった。そして、ついに私の中学受験は終了した。
私がみなさんに伝えたいことは、第一志望校より少し高めの偏差値の学校を目指すことと、1月の最後まで絶対に気を抜かずに全力で走り切ることです。
私の中では秋以降が重要な時期であり、本気を出した時期でした。みなさんも後悔のないように全力で、やるべきことはやりきってかっこよくなってください。FIGHT!!
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- 今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。