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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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  • 年度:2026
  • 性別:女子
  • 執筆者:生成AI+本人
私の中学受験は、どこか冷めたような気持ちで始まりました。もともと勉強が得意だったこともあって、塾に通うのは新しいパズルを解くような感覚で楽しかったのを覚えています。でも、周りの友達が必死になって私立中学を目指して競い合っている姿を見ても、どこか自分とは関係のない世界のことのように感じていました。

「自分はみんなと志望校が違うから」
親から学費の安い公立中高一貫校という選択肢を教えてもらい、そこを第一志望にしていた私は、5年生の間はずっと、受験という大きなイベントをどこか他人事のように眺めているだけでした。
それでも、6年生の前期には塾で仲の良い友達ができて、一緒に頑張るのが楽しみになっていきました。ただ、夏期講習に入る頃、「このままじゃいけない」と自分なりにけじめをつけました。勉強に集中するために、塾では友達と必要以上に喋らないように決めたのです。完全に無視するわけではなく、休み時間もダラダラしないという自分なりのルール。友達もその雰囲気を察してくれたのか、短い言葉で励まし合うような関係になりました。

ところが、冬が近づくにつれて、自分の少しだけ真面目な性格が裏目に出始めました。テストが終わるたびに、その振り返りを完璧にこなそうとすることに夢中になりすぎてしまったのです。なぜ間違えたのかを細かく分析することに時間をかけすぎて、一番やらなきゃいけない算数などの演習時間がどんどん削られていきました。
特に過去問演習が始まった時期は苦しかったです。「振り返りを完璧にこなしてからじゃないと、次の過去問を解いちゃいけない」という思い込みが強くなりすぎて、結局、予定していた過去問が全然進まなくなりました。周りがどんどん演習をこなしているのに、自分だけが止まっている焦り。それでもやり方を変えられず、模試の偏差値は一気に落ちました。安全校のR4偏差値と同じくらいで、絶望しました。机に向かっても終わらない課題を見て、途方に暮れる日が続きました。すべてが中途半端でした。

そんな状態の中で、特に苦戦したのが私立第1志望の社会でした。5年生の終わりになっても、鎌倉、室町、江戸幕府の順番すらあやふやなほど。その私立校の社会は75点が合格ラインでしたが、初めて解いた過去問は、たったの「28点」でした。とにかくひどい点数からのスタートでした。
そこから私は、ひたむきに過去問と向き合うことにしました。使っていた『メモリーチェック』は歴史を3周するのが精一杯だったので、とにかく過去問をやり込みました。選択肢の一文一文をよく読んで、間違いには「×」、合っている部分には「〇」を細かくつけていく作業です。なぜこれがバツなのか、どこが合っているのかを一つずつ確認していきました。
この地道な作業を繰り返すうちに、少しずつ点数が動くようになりました。代講で来た国語の先生が話してくれた、「お金の管理まで生徒が自分たちでやる文化祭」があるその私立校への憧れも、私を支えてくれました。

必死に立て直して迎えた、第一志望の公立中高一貫校の入試。結果は、「合格」でした。
あの苦しかった冬を経験した後の合格だったので、本当に嬉しかったです。でも、この最高の結果が、私の心に油断を生んでしまいました。
公立の合格発表から、憧れていた私立の入試までは数日間の猶予がありました。この時期に解いたその私立校の過去問で、私は「69点」を出すことができました。28点から始まった社会が、ついに合格ラインまであと一歩のところまで仕上がっていたのです。「公立に受かったんだし、もう大丈夫だろう」「私にはもう、受かる力があるんだ」。今までずっと良い結果が続いていたこともあって、私は完全に浮ついていました。夏に決めた緊張感もなくなり、自習室にいても心はどこか別の場所にありました。
迎えた私立入試の当日。合格するだろうと自信を持って開いた画面に待っていたのは、中学受験を通して初めて見る「不合格」の文字でした。
頭が真っ白になりました。あんなに憧れていた学校への切符を、私は最後の数日間の「甘さ」で手放してしまったのです。合格した公立と、落ちてしまった私立。その差は、実力以前に、私自身の「慢心」にありました。

受験生へ
何をやっていいかわからないときは、冷静になってください。とりあえず信頼できる先生に相談してください。絶望するより、ポジティブに「これをやったら、この分野がOKになる」と思うのが良いです。それから、毎日第1志望です。その学校から合格をもらうために受験をしにきているからです。落ちても、「あれをやったからダメだった」と自分を責めないでください。最後まで頑張って!!
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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