3年生の2月(新4年生)のタイミングで日能研に入塾しました。
様々な塾を検討していましたが、TMクラスへの入塾資格を得たこと、共働きのため親がつきっきりで伴走することは難しいこと、単なる詰込み学習ではなく自分で考える力を養うという方針に惹かれたことなどから日能研に決めました。この決断が本当に良かったと今改めて思っています。
TMクラスは当初20数名いたはずが、最初のクラス替えで約半分がいなくなりました。息子は日能研番号的には後半組だったのですが、何とか残ることができ、以後3年間TMクラスを維持することができました。6年のTMクラスは10名。少人数で4教科とも3年間同じ先生が担当。クラスのメンバーもほぼ固定で子供たち、先生たちの絆は強かったのではと想像します。
息子は算数が得意で国語が極端に不得意な典型タイプ。算数は4年生から自宅でのZoom授業もありかなり大変だったと思うのですが、算数だけは楽しく、授業も楽しみに参加していました。逆に国語は授業が終わると「これであと1週間乗り切れる」というほど苦痛なものでした。結局国語は最後まで攻略できなかったようですが、その分算数で稼ぐしかないと本人も先生もその方向で指導が行われていたように思います。
4年生から一貫して自宅での学習は宿題のみ。追加の教材を行ったことはもちろんなく、本人もただただやらなければならない(塾の先生に怒られる)のでやっていただけで、自宅学習時間はかなり少なかったと思います。
息子はテストが大好きでした。「授業よりも圧倒的に好き」と言っていて、毎回点数や順位が出ることをモチベーションに頑張っていました。そのため、直前期の過去問を解くのも大好きで、「過去問はやっぱり楽しいなぁ」としみじみ言っていたのには笑ってしまいました。点数を出して、合格者最低点、合格者平均点を目指すのが好きだったようです。
本人に志望校は最後までなく、直前まで「どこでもいい」と言っていて、何をモチベーションにそんなに頑張れるのか不思議でしたが、結局テストと同じように競争が好きで、“一番上”を目指すことに。
12月、1月に過去問をやりこむ中で、最終的には開成中学校、聖光学院中学校、筑波大学附属駒場中学校の強気なラインナップで行くことに。不安が募るばかりでしたが、開成の過去問では概ね合格者平均前後で推移するようになっていました。
1/30には筑駒の4教科、1/31には開成4教科+聖光2教科をやり、本人も「やりきった!」と言ったときに、その言葉だけでもう十分だと思いました。ここまで頑張ったこと、それだけでどんな結果でも納得のいくものだと思えたことがとても嬉しかったです。
そうはいってもこの頑張りを結果として残させてあげたいという気持ちです。3日間、母は毎日試験中の待ち時間に近くの神社にお参りに。湯島天神には1月から3回足を運び祈り続けました。
どの学校も2/3の筑駒入試後に結果がわかる、それもよかったです。結果がわからないのでどの試験も全力で集中して取り組むことができたように思います。
2/3筑駒入試後、目の前の公園で多くの親子が結果を確認している中、私たちも確認、息子がスマホを見て「合格」といった時には涙があふれました。開成・聖光ともに合格。本当に言葉にできない気持ちでした。
あまり話さない息子も翌朝自分から「ほんとによかったね」「すごいよね」と静かに話した時は本当に本当に嬉しかったです。「もうやりきったね」といえる幸せを感じました。
入塾したときは御三家など全く考えてもいませんでした。まさか自分の子供が開成に行くことになろうとは本当に私の子供かな、と思うくらい驚きです。本人に志望校もなく、ただただ目の前のことを、いつも少しだけ上を目指しながら続けてきた結果、実力が付き成長しました。それを文句も言わず続けてきた息子には尊敬しかありません。本当によく頑張りました。
この3年間のいろいろな思い出がよみがえってきました。自宅で一緒に栄冠への道をやった日々。テスト後の授業でのクラス順位についての話や優ノートを持ち帰ったこと。国語の語句のたしなみの次週テスト分をコピーしてトイレに張ったこと。外部の模試会場へ行って、ご飯を食べて帰ってきたこと。いろいろな学校の文化祭や説明会に行ってもどこにも興味を持てなかったこと。6年前期は難関校日特に通ったこと。一度具合が悪くなって迎えに行ったこと。一度電車を間違えてなかなか帰ってこなくて心配したこと。後期は西日暮里まで開成日特に通ったこと。過去問を解きながらいつも鼻歌が聞こえてきたこと。そして1月と2月の受験。朝早く起きて暗い中家を出たこと。たくさんの受験生と一緒に学校への道のりを歩いたこと。帰りの電車で試験問題について話したり調べたりしたこと。そして合格発表を見たときのこと。すべてが楽しい思い出です。こんな気持ちにさせてくれてありがとう。受験後、たくさんの教材を整理しながら、問題を解いた筆跡を見ているだけで涙が出てきました。こんなにこんなに問題を解きまくって頑張ったんだよね、と改めて泣けてきました。
私の亡き母が、亡くなる前に人生を振り返っていた時、一番楽しかったのは「子供(兄と私)の中学受験の時かな」「あの時の喜びは忘れられない」と話していたことがあります。
私にとっても息子の中学受験は間違いなく人生のハイライトです。
息子、3年間楽しい思いをさせてくれてありがとう。こんな感情を抱かせてくれてありがとう。感謝しかないです。合格おめでとう。
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