コラム・読み物

コラム・読み物トップへ

親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

関連キーワードへ

この記事の関連キーワード
学校説明会・文化祭を活用しよう
日特、オプション講座を受講して
どのようにやっているの?家庭学習
こうやって弱点を克服しました
過去問への取り組み
私・子どもを変えたきっかけ

第1志望合格体験記

  • 年度:2026
  • 性別:男子
  • 執筆者:
日能研には3年生からお世話になりました。先生方には手厚いサポートをいただき本人が熱望していた第一志望校に合格することができ感謝しております。
この4年間の中学受験を振り返り、私たち親子の経験が少しでも後に続く受験生のお役に立てれば幸いです。

◆3年生
塾に通い始めたのは3歳上の長男の「付き添い」から。「塾に行くのがヤダ!」と言い出した長男に何とか塾に行ってもらおうと、次男をかりだしました。
本人も兄と同じように塾に行くことが嬉しかったようで、すんなりOK。中学受験をする事など一切意識にありませんでした。
入塾時の成績は中位。「付き添い」なので、親としても1年だけ通って長男の中学入試のタイミングで退塾する予定でした。
ところが、3年の後期に国語だけなぜか成績が上がり、4年生からTMクラスに入れることになると、本人が「続けたい!」と言い出しました。
本人のやる気を削いではいけないと思うのと、塾の説明会でお話をうかがううちに親も次男の難関校の受験に前向きになっていきました。
今思えば、本人が勉強に向き合おうと思ったきっかけは、このTMクラスへのお誘いだったと思います。感謝しています。
何かのきっかけで本人のやる気が出るということ、その芽を摘まないようにしてあげることの重要さをあらためて気づきました。

◆4年生(平均偏差値62)
TMクラスを維持できるくらい勉強するなら、という条件で4年生がスタートしましたが、あっという間にMクラスに。
そもそも、たまたま上位クラスに入れただけなので、勉強についていけなかったのだと思います。
日能研全国公開模試で前期は偏差値が55~60でしたが、後期は62~65に上がり再びTMクラスに上がりました。
この時期に「じっくりやると実力が発揮できるタイプ」ということに気づきました。授業中は理解が追いつかなくても、家での復習で理解できていたようです。
「説明会・文化祭」へはスケジュールに余裕がある4年・5年に行くようにしました。(第1志望の文化祭には5年・6年に。第2志望の説明会には5年に。第3希望の文化祭には4年・5年に。)
本人が行くのは3校位までにして、それ以外は親だけで7校くらい。本人は5年に行った麻布中学校の文化祭で志望校を決めたようです。(6年にもう一度文化祭に行きたいと言うので行きました。)
小学校までの漢字は早めにやっておこうと、漢検を7・6・5級と連続で受験。6級・5級は満点近くとれて自信になったようです。

◆5年生(平均偏差値65)
4年生からそうなのですが、集中力が続かなく家庭での学習時間が30分位。後期からは再びTM→Mクラスに。
基本的には塾の宿題のみをやっていましたが、冬からは勉強時間を増やすことを目的に、朝日小学生新聞の「天声こども語」の要約と書き写しを始めました。
また、5年生のうちはとにかく国語と算数だと考え、算数の育成テスト・日能研全国公開模試の間違った問題だけ期間を空けて正解するまでやり直ししました。(ここはしつこくやり、4回やった問題もありました。)
偏差値が60~70と安定しなかった算数が後期からは64~69と安定するようになり、一定の成果があったようです。

◆6年生(平均偏差値65)
まだ本人は中学受験勉強に対する覚悟ができていないようでしたので、6年が始まる前に「受験をするかしないのか」の最終確認をしました。その際志望校を麻布に最終決定。
春頃に麻布の過去問を私が一通り見て記述の多さに改めてびっくり。「天声こども語」の要約・書き写しからステップアップし、新聞記事を私が選び、そのキーワード出しと200字程度の要約を始めました。
この新聞の記事の要約は受験前の1月まで毎日15分間続けました。本人に聞いても文章を書くことに抵抗が一切なくなって良かったみたいです。(文章を書く事へ苦手意識を持たない事が目的なので、書いている内容を私は一切チェックせず。)
算数のテストの間違った問題の解き直しは、苦手だった理科もプラスして夏前まではやりましたが、夏から塾のスケジュールが立て込んでできなくなりました。(受験前の12月~1月は少しやりました。)
できることなら継続してやったほうがいいです。お勧めです。

【志望校決定】
第1志望はモチベーションを高める目的もあり6年の最初に決定しましたが、後期日特を受ける条件もクリアしなければならないので、やはり2月ごろには決めておきたいところです。
第2第3志望は秋以降の研究講座や過去問対応もあるので夏に本人に決めさせました。受験校をすべて決めたのは10月位でした。面談で先生にいろいろアドバイスをいただきました。

【夏休み】
「夏を制する者は・・・」と意気込んで普段できないことをしようとしてみたものの、あっという間に過ぎてしまいます。欲張りすぎないように注意が必要。(読書を10冊、各教科の基礎固めなどと計画してみたものの、、、)
行って良かったのは「Nフレンズ」。志望校の1年先輩から夏休み・後期の勉強、中学生活など聞くことができて◎。過去問は各年度1回だけやり、しっかり分析したほうが良い。理・社はメモリーチェックのみで良い。など後期の勉強の参考になりました。
麻布・栄光学園の過去問はその時見せていただいた分析ノートと同じ要領で取り組みました。
あとは「麻布中学合格体験記」。4月に入学した自分を想像して、(1)第1志望の中学校に入学して楽しいこと、(2)志望理由、(3)6年の7月時点での自分の実力、(4)どうやって目標に届いたか、(5)感謝の気持ちなどを書かせました。
中学校入学から逆算して考えるのですが、夏休み・後期の勉強の指針・モチベーションになるのでお勧めです。(子供は机に最後まで貼っていました。)
サッカークラブも週に1日だけでしたので息抜きにもなると思い続けていましたが、塾が忙しくなり夏休みにいったんお休み。

【後期日特・研究講座】
後期日特は麻布。研究講座は栄光学園と浅野中学校を受講。少し忙しくはなりましたが、楽しそうに通っていました。

【過去問】
はやる気持ちもありましたが、先生の指示通り8月下旬より開始。
第1志望校の傾向を知るためまず7年分を10月までやり、その後第2志望校の4年分を11月に、第3志望校の3年分は12月にやりました。こなすことが目的にならないように進める速度に注意が必要。予定通りにいかず焦ってしまいます。
点数が合格最低点を超えたかがどうしても気になりますが、傾向を知るという目的を忘れないように心がけてじっくり分析しながら進めました。(最初のころは合格最低点に全く届きませんでした。)
算数以外の科目の分析は「Nフレンズ」で見せてもらった過去問振り返りノートを参考に、設問ごとのに「出題者の意図」「解答のポイント」を本人にまとめさせました。(量より質です。)
12月後半~1月上旬に第4~7志望と1月校の過去問に着手。本人が心配だというので2~3年分やりました。(実際受験しなかった学校が3校あったので1~2年分でいいと思います。)
1月中旬からは第3志望ののこり5年分→第2志望ののこり6年分→第1志望ののこり3年分の順番でやり、最後は合格のポイントとなりそうな麻布と栄光学園の算数だけさらに3年分やりました。
先生の指示通り新しい年度の問題からやりましたので、最後には麻布と栄光学園の算数・社会・理科の新しい年度の3年分を再びやり最終確認としました。(2回目なので点数もとれて自信につながったようです。)
過去問をやっても同じ問題は出ないので試験が近くなったらやらない、という考えもあるかと思いますが、本人が合格点をとれるようになって「麻布と栄光学園はうかる自信がある!」と言いだすまでに気持ちをもっていけたのでやりました。

【冬休み~1月】
直前にはとにかく今までやってきたことの復習をしました。算数は夏休みのテキストの「共通問題428」を再度やり直し。みんなができる問題を落とさないように、苦手分野もそれなりに解けることを心がけました。
当初は社会と理科の追い込みで得点アップ!と考えていましたが、過去問をやるうちに算数が合否を分けることを痛感し算数メインの勉強に変更。
この時期には開き直って、新しいことは一切やらずに、今までの努力を信じて焦らないことを意識しました。
1月受験は1勝2敗と負け越しで、合格をいただいた学校もギリギリ合格点。2校は合格するだろうと予想していたのと、得意だった国語の点数が想定以上に取れていないことに焦りました。
動揺はしましたが、「あくまで2月1日が本番でそこにピークを持っていくスケジュールなので想定内!」と子供と自分に言い聞かす。(妻は動揺しまくり、受験校変更を言い出す始末、、)
最後は本番の試験の時に慌てないように、本人に受験校ごとの方略をまとめさせました。

【入学試験】
1日・2日は教室が開催してくれたZoomに登校中に参加し塾の先生方の声が聞けて、そんなに緊張していない様子でした。
「健康で時間通りに受験校までたどり着ければ8割、残り2割は試験を楽しむことができれば合格できる。」登校中子供とそんなことを話して試験会場に送り出しました。
子供にリラックスして試験に向かわせたい一心でしたが、私のほうが緊張してしまい1月31日と2月1日は全く寝られませんでした。
(1日)麻布の会場から出てきた子供は悪くない反応だったので、「午後受験をキャンセルして2日校に備える?」と聞くと「そこまでの自信はない。」と言うので、急いで午後受験に。
(2日)第2志望の栄光学園。栄光学園の試験に集中して欲しかったので1日午後受験の結果は伝えず学校に向かいました。1日午後校に合格をいただいたので2日午後はエントリーせず。
(3日)は浅野。万が一に備えて4日・5日の予定もしていましたが、「これが最後だから思い残すことのないように!」と、送り出す。
3日までは試験の出来は本人に聞かないようにして、次の試験に意識を向けさせるようにしていました。(今までの模試でも本人の感触と結果が合っていたためしが無かったこともありあてにならず。)
3日に麻布・栄光学園に合格をいただき受験が終了しました。(4日には浅野からも合格をいただきました。)

1月受験の段階でどうなるかと焦りましたが、日能研を信じて(日能研のテキストのみで、他のテキストには手を出さず)良かったと思っています。先生方には1月の最後の最後まで過去問に付き合っていただき支えていただきました。
30分も集中して勉強できなかった子供が、最後には休日は10時間以上も机に向かって努力するようになりました。子供にとって中学受験は貴重な体験になったと思いますが、親にとっても子供と濃密な時間を過ごすことができ幸せでした。
これからの6年間、息子が望んだ学校でこれからの人生の学びを思う存分楽しんでくれることを希望しています。

今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
  • 前のドラマ
  • 次のドラマ

PageTop