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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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最後まで諦めない

  • 年度:2025
  • 性別:女子
  • 執筆者:
1月上旬の首都圏受験が終わり数日が経った頃。第二志望の学校の過去問をきちんとやっていなかったことが判明しました。2月本番まで1ヶ月もありません。第一志望の学校の過去問も、まともに解いていない部分もありました。絶望です。自習室へ向かった娘を見送り、クラス担当の方にお電話をしました。「今日、塾に来れますか?3人で面談しましょう」と言ってくださり、まずは私と状況を話す場を作って下さった後に娘を呼びました。重い空気を察した娘は私の顔を見ることなく三者面談が始まりました。「全然やってないようだけど、どうするの?〇〇中に行く気あるの?」私は娘の隣で黙って聞いていました。重い空気が流れて、娘の返事も片言です。「〇〇中に行くためにはどうしなきゃいけないかわかるよね?」
「算数をどうにかしなきゃいけない、さぼっていたメモチェを終わらせる」
そこから、担当の方から算数のプリントをもらい解いたら提出、またもらって提出の繰り返しが始まりました。
この事件がなければ、我が家は娘の実態を知らずに受験当日を迎えていたと思います。そうなっていたら最悪でした。

2/1と2/2の午前午後、4回受験し全て落ちました。それぞれ午前は第一志望でした。2/2も手応えがなかったようで、午後の受験中に2/3の受験校を変更することにしました。抑えの学校に変更しました。2日目までに合格を取らないと、後半戦が厳しくなるからと聞いていましたが、本当にその通りでした。

「2/3明日の受験対策をしたいので、18時過ぎてもいいので今から塾に来れますか?」と言っていただき、その日は科目ごとに先生が入れ替わり立ち替わり、2/3の対策をしてくださりました。2/3の午前は少し遠くの学校でしたので早起きでしたが午前の学校で少し手応えがあったようで、午後もその勢いで行きました。この日は2校とも合格をいただき、翌日の2/4の第一志望校の3回目でありラストの受験と、午後には2/2に落ちてしまった学校を残すのみとなりました。
2/4の受験校はどちらも合格をいただきました。
途中諦めそうになり気弱になった私に、「まだ終わってないですよ、諦めませんよー」と言ってくれたスタッフの方、受験当日でも付き合っていただいた先生には感謝しかありません。

第一志望の学校は、受験チャンスがあれば何回でもトライした方がいいと思います。どこかで得意分野が出題されます。
最後まで諦めないで親子で進んでいくことが大事です。こちらには書ききれないくらい、娘とはぶつかり合いましたが、第一志望校の合格の文字を見たときにはたくさんの苦労が吹き飛びました。事件が起きた後の頑張りは娘の糧になったと思います。いい経験をさせていただきました。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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