中学受験－小学生のための中学受験塾。日能研

娘の受験は、マイペースなお兄ちゃんが自分に合った私学で学校生活を送るのを見て、「私も自分に合った学校に行きたい！」と、自分で決めた受験でした。

男の子の友達も多く元気な娘にとって、意見を活発に交わしながら、学びを深めるスタイルの日能研は楽しくて仕方ない！と言った感じでした。でも、一方、勉強は楽しいけど、絵を描いたり、本を読んだり、好きなことが多すぎて、なかなか勉強一辺倒にはならず。

その様な中、親は基本、見守りに徹しました。
自分で決めたのだから、自分で責任を負ってもらいたい。
たまには声は掛けるけど、基本、選ぶのは貴女。

学校見学は、気になる学校には何度も足を運びました。
その時にはなるべく生徒さんにも質問したり、話しかけたりしました。
そうするうちに、あっ、やっぱり違うかも、とか、やっぱりここかも、と志望校は段々と絞られていきました。

寒くなっても相変わらず、趣味に小学校のイベントにで、なかなか勉強に集中できない娘でしたが、最後は、志望校に向けて、日能研の先生に強化する項目のプリントを日々もらい、それを懸命にこなしていました。
でも、過去問は合格点に届いているというには微妙すぎる印象でした。

我が家の受験は、本当に行きたいところしか受けない方針で、第一志望の共学校と安全校の女子校を2校に受験校を絞りました。
1日目、午前中、第一志望の共学。午後、安全校の女子校。

夜になり、合格発表の時間、自分から結果を見たいから、「お母さん達は先に見ないでね」という娘。そして結果は・・・。第一志望の共学校、結果は不合格。

親もショックでした。でも、彼女は強かった。グッと堪えて、
「（番号）なかった。Zoomしてくる。」
ひとり部屋にこもり、自分で日能研の先生に連絡して、Zoom時間には教科の先生に対策を聞いていました。
部屋の外からそっと中を伺うと「そっか、じゃ、どうしたらいい？」先生に対策を聞いている様子が聞こえて来ました。めげている間も無く、向き合う彼女の様子に、親ながら感心してしまいました。

その間に、女子校の合格が分かり、Zoomを続ける娘の元に兄が結果を教えに行っていました。親はまずは一安心。
「あそこの女子校もいいよね」、母自身、自分に言い聞かせていました。
でも、娘は「あそこもいいけど、私、やっぱり（第一志望の）共学に行きたい。」と。

2日目「ない。」番号はありませんでした。また、すぐに塾への連絡とZoom面談に向かう娘。
その夜、「（合格した女子校も）いい学校だけど、やっぱり、共学に行きたい。今みたいに男子の友達がいなくなるのは寂しい」少しだけ涙を見せた娘でした。その言葉に、行ってもいい学校として選んだ第二志望の女子校でしたが、もっと他の共学校も受けた方が良かったか。でも、いくつも見学したけれど、行ってもいいと思えるほどのところが定まらなかったから、厳選して2校にしたんだから、と、親の心がグラグラ揺れた瞬間でした。
私が、「今からでも受けられる共学受ける？」と娘に言うと、
「自分で決めたから、大丈夫。ダメだったら受かってる女子校に行く。」
「そう、わかったよ。3回目、受験に行こう。出た結果で決めよう。」
娘は最後まで自分で決めて、3回目の受験を終えました。
親は、「出た結果を最大限に認めて進もう、受け止められるように娘をフォローしよう」そう思うようにしました。

そして、3回目の合格発表。私は見るのも怖いくらい。
そんな母を前に「私、自分から、結果、見たい。」と最後まで言い切る娘。その姿に、確かに、自立した人に育って欲しいとは思っていたけど、ここまで強く育てようと思っていたわけではないんだけど、と親ながらびっくりしながら、「わかったよ」と。
そして、発表の時間。自分でiPadで発表のサイトを開いて。兄と2人で画面を覗く娘。その向かいから娘の顔を見つめる私たち両親。
そして、娘、「あった〜！」の笑顔のガッツポーズ。母、大号泣。
最後まで娘のマイペースさと、強さを見せつけられた受験でした。

ここまで粘ったんだからね。大変なことがあるかもだけど、頑張りなよね。母はこれからも、これまで通り、娘を2メートル後ろから応援し続けようと思います。
そんな私達を尊重し、娘に合うように課題を出し続けてくれた日能研。勉強が楽しくて、大好きな状態で受験のフィニッシュを迎えさせてくれた日能研。胃が痛くなるような、日々でしたが、親も含めて、貴重な中学受験を体験させて、支えてくださった日能研の先生方に感謝をしています。
本当にありがとうございました。
そして、日能研が大好きだった娘。きっと、Nフレンズにも先輩生徒として参加すると思います。

※

今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。