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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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3つの塾と、私の葛藤、そして、陰の孤独

  • 年度:2025
  • 性別:女子
  • 執筆者:本人
私ね、本当は違う塾にいたのです。もしかしたら、かばんは見たことあるかもな。でも、その塾の通っていた校舎が、合併することになっちゃった。それは、4年生の時。だから、違う駅は嫌で、日能研に入塾したのです。きっとここなら、2年間いられる。たくさん頭のいい子いるよなあ、って、そう思って。でもね、正直に言って、期待を裏切られました。私のレベルと、そこのレベルが、合わなかったのです。だから、5難関にも、行った。でも、今度はレベルが高すぎた。友達はできたよ?でも、とても頭のいい子達ばかりだから、私は置いてきぼりだったんだ。到底、追いつける子達では無かった。そんな私に転機が訪れたのは、5年の11月。応用が3人で、目標はいないか、高すぎるか、そのうえ、ライバルすらいない。そんな状況だったある日、ここじゃなくて、T校に行ってみない?って、スタッフさんに、聞かれたんだ。そこなら、Rクラスがあるから、冬期講習、受けてみない?って。うまくいけば、2月からもそこでって。嬉しかったよ?けど、でも。ここにきた目的が達成できないって思ってしまった。考え抜いた末、私はT校に行くことに決めたんだ。このままだったら、志望校に行けないかもしれないから。それなら、T校に行く方がマシだって思えたんだ。冬期講習に行って、数人、友達ができた。これならいっか、と思って、6年は本格的にT校に行くことにした。6年になって、明らかに去年より私にあった授業も受けれた。それにね、ちゃんと友達もできたんだよ。まあ、前もできてたけど、きちんと話の合う、そんな友達ができたんだ。
だから、みんなにわかってほしい。図々しいかもしれないけれど、私みたいな、「陰の孤独」のこがいるかもしれないんだ。だから、その子に、きちんと、寄り添ってあげてほしい。それがやな子だっているかもしれないけど。私は誰かに、この話をしたかったから。そして、感情を受け入れて欲しかったから。だから、お願いね。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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