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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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マイペースな娘の挑戦と成長

  • 年度:2025
  • 性別:女子
  • 執筆者:
マイペースな娘の顔つきが変わったのは6年生の夏後半でした。
「もうこれ以上できることはなかったね、やりきったね!という気持ちで一緒に1/31をむかえよう」と約束していましたが、結果的に、親子共にその気持ちで2月の受験に挑めたと考えています。
そして、そのように思えたのは、娘の努力の裏に、日能研の先生、スタッフの皆さまの惜しみないご支援があったからだと心より感謝しています。

娘は3年生に入塾してから4年間、日能研にお世話になりました。
「中学受験したい!」と決めたのは娘自身でしたが、何をするにも人の1.5~2倍の時間がかかるマイペースな娘にとって中学受験は向いているのだろうか?本当に受験できるんだろうか?と親の覚悟が決まらない中で塾通いをスタートさせました。

案の定、常に学習範囲が終わらない状況で、通塾、育成テストと日能研全国公開模試の繰り返し。
処理スピードが追い付かないのでテストの振り返りをする時間もとれず大苦戦していましたが、娘が塾を辞めたいといったことは一度もありませんでした。
とはいえ、やる気があるのかないのか分からないままで親子喧嘩もたくさんしましたが、6年生になる頃には学習スタイルを確立させて自分なりに振り返る時間を確保し、受験を自分ゴトとして捉えている様子でした。
心折れそうなテストの結果を見ることも少なくありませんでしたが、踏ん張り続ける娘の姿を見て、恥ずかしながら6年生にして私自身がようやく本気で受験伴走をする覚悟ができたのだと思っています。

5年生の終わりになってようやく娘が目指したい学校(第一志望)はできたものの、4教科の偏差値は届いたことのないチャレンジ校。
適正校や安全校での志望校も見つけるべく、様々な学校に足を運びましたが娘は「まぁいいかもね」や「なんか違う」という感覚。
個人面談で志望校の相談をしたところ、娘の性格を理解してくれているクラス担任から提案してもらった中には今まで検討していなかった学校も複数あり、ここで娘の進学先(第一志望に限りなく近い第二志望)に出会うことができました。
学校選びは最終的には学校見学や説明会を聞いてからの相性ですが、足を運ぶきっかけは親目線だと偏る可能性があるので、幅広い選択肢を知っているプロであり、子供をよく見てくれている担任の意見を聞くのが良いことを実感しました。

過去問は9月末頃から着手しました。
平日は学校と通塾、土曜は模試、日曜は日特があり、過去問に取り組める時間を確保するのは本当に難しいので過去問の計画と管理(〇〇学校は何年分とく、等含め)は親が全力でサポートすることをおすすめします。

1月のうちに合格をつかんで自信をもって2月に臨んで欲しいという思いがあり、1月は、安全校1校と、もし2月が残念な結果になったとしても通いたいと思える適正校の1校(計2校)を受験しました。
結果、2校とも合格をいただき、娘は自信をもって2月に向けたラストスパートをかけることができました。

2/1午前は第二志望、2/1午後は第一志望を受験しました。
午前の試験を終え合流した娘の晴れ晴れとした顔を見た瞬間、結果はどうであれ受験してよかったという気持ちで胸がいっぱいになりました。
本人も「やりきった!」と笑顔で言っていて、親子で前向きな気持ちで午後受験に向かうことができました。
午前の結果はその日の夜に発表でしたが、午後受験から帰宅しご飯を食べて一息ついた頃にサイトを見てみると予定より早く結果が確認できる状況に。
心の準備ができていないまま震える手で娘にスマホを渡し結果ボタンを押してもらった瞬間・・・ピンク色の画面に「合格おめでとうございます」の文字。
「合格!!やったーー!」嬉しさと安心で泣きました。
日能研にもすぐに報告電話をしましたが、家族と同じテンションで喜んでくださったことが本当にありがたかったです。

2/1午後の結果は翌日発表でしたが、結果はグレーの画面。1月から合格続きだった娘の初めての不合格でした。
第二志望の合格があったので、ここで受験は終了になるかと思いきや、娘は「まだ頑張りたい、受けたい」と午後の受験会場に向かいました。
かなり手ごたえはあった様子でしたが、2回目も結果は不合格。
グレーの画面を見た次の瞬間に、涙ぐみながら過去問のテキストをひらき勉強を再開した娘の姿は本当に「自分の娘なのか?」と思うほど強かったです。
そして迎えた2/4の3回目。泣いても笑ってもこれがラストチャンス。
倍率だけ見ても怯んでしまいそうな状況だけど「最後までがんばってくる!じゃあね」と力強く会場に向かいました。
3回目の結果・・・残念ながら不合格でした。

最後の最後まであきらめずにいたら奇跡が起きた、ということは我が家には訪れませんでしたが、娘は自分の意思で、悔いがないよう最後まで走り抜けました。
特に第一志望の「不合格」を経験してからの娘の精神的な成長は、ただただ驚くばかりで、正直なところ、この経験もできてよかったと思えたほどです。
いま娘は進学した学校に「毎日めちゃくちゃ楽しい!」と通っています。
小学校の時には見られなかったワクワクを感じます。笑
これからは、今までよりちょっと後ろから娘のがんばりを応援し続けたいと思います。

マイペースな娘を程よく見守ってくれて、的確な課題を与えてくれて、そして親の不安な気持ちを常に受け止め支えてくれた日能研のみなさま。
胃が痛くなるような直前期と受験期は焦ることも多かった中、対面でも電話でも適切なアドバイス、励ましをいただき、本当に救われました。
日能研で良かった!と親子共に思えるのは、皆さまの温かい支援のおかげです。
本当にありがとうございました。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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