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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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「前受(埼玉受験)」と「本番(東京受験)」の違い

  • 年度:2025
  • 性別:女子
  • 執筆者:
「本番」に向けて、「前受」の埼玉受験を経験することは、戦略の上でも非常に重要なことは言うまでもありませんが、コレ(前受)が実にやっかいでした。。

娘は、自分の偏差値帯にある学校を3校受験し、全て合格を頂きましたが、偏差値通りの結果に安心と慢心、模試とは違う雰囲気を味わえたことによる緊張感と達成感に加え、1月の家庭学習の取組方を踏まえた「過ごし方」を誤り、2月本番は3校受験し、全て不合格でした(後日、第二志望校から繰上合格を頂きましたが・・・)。

また、「前受」が全落ちしてても、本人のモチベーション等から、2月の「本番」は、同じ結果になっていたかも知れませんが、「前受」の〝本番への指標″としての捉え方が非常に難しかったな・・・という実感です。

経験したこと、身に染みたこと、実感したことなどを、以下10点程まとめました。参考になれば幸いです。
特に大切なのは(6)〜(10)です。

(1)「前受」の埼玉受験は点数開示されるので、自分の立ち位置の参考になる反面、
(2)必要悪にもなり得るので、本人にとって必要な受験か、戦略面も踏まえた学校選定をする。
(3)「前受」は比較的偏差値通りの結果になるが、「本番」は偏差値通りにならず、1月の過ごしを誤ると、間違いなく落ちる。
(4)「前受」で合格しても、慢心等から「本番」までダレる可能性も高いため、千葉受験も視野に入れる。
(5)「前受」が不合格でも、あくまでも「本番」は2月、と切り替えるメンタルを養っておく。
(6)「本番」は、不確実要素が大きく、想像以上に厳しい戦いとなることを心得る。
 ※詳細なオン・ザ・ロード資料を大いに活用して下さい。非常に役立ちます。
(7)過去問に傾注し過ぎず、過去問の出題傾向に沿った分野の銀本や塾のテキスト、テストを活用することを優先する。
(8)夏に頑張り過ぎない。頑張り過ぎると、秋頃にモチベーションが下がり、失速しやすい。
 ※小学生の時間感覚は大人と違い、夏から2月本番まで長く感じてるはず。
(9)本当の勝負は、最後の12月の日能研全国公開模試が終わってから。特に1月。1月中に総仕上げを行い、ピークを2月本番に持って来る。
(10)直前期でも、好きなことや息抜き(ゲームや動画視聴等)を制限し過ぎない。

最後に日能研には大変お世話になりました。
色んな先生が気に掛けて下さり、日能研は娘にとって間違いなく、相性が合う塾でした。
他塾であれば、御三家に受かるわけではありません。大学附属校に受かるわけではありません。
中学受験は地頭の良さがモノを言うのは否めないところあると思いますが、塾、先生を信じ、本人の努力次第で、良い結果は必ず得られます。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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