「頭痛い、薬飲んでも治らなかった」
「算数の途中で頭痛になった、理科と社会はうまくできなかった」
2月1日、麻布中学校の入試を終えて出てきた息子が浮かない顔でつぶやいたときに、思いました。
これ、進○ゼミもとい「2月の勝者」でみたやつだ。
午後入試は1時間半後の世田谷学園中学校。得意な算数1教科入試。当日夜に合否が出る。
得意だからこそ、ここで落とすとメンタルが崩れて2日の本命が厳しくなる。
「酸欠になっちゃったかな。時間あいたから薬追加しようか」
「緊張性頭痛かもしれないから、肩まわしながら歩こう」
Nバッグを受け取って、早足で駅に向かいながら、雑談をする。
出来不出来は聞かない。彼の好きな電車の話をする。
電車での移動ができるように出願タイムアタックしておいてよかった(解散が受験番号順、受験番号が出願順)。
「どうする?甘いものたべる?お茶飲む?」
「あ、でもここ、おーいお茶ないね」
「とりあえず綾鷹買っといて、次の学校までにコンビニあったら見てみる?」
「大丈夫、あと1教科で終わりだから。算数だけだから」
「算数の基礎をちゃんと解ければ大丈夫だから。過去問もそんな感じだったでしょ?」
ひたすらひとりで喋り続ける私は、変なおばさんにしか見えなかっただろう。
受験する学校は複数の難易度を組み合わせてください。
どんな体調でも受かる学校、受かったら行ってもいいと思える学校を見つけておいてください。
2月の勝者にもあった、日能研の保護者会でも言われた、それはこういうことなんだ。
体調が多少悪くても受かる、受かる可能性が高い、なによりも「解ける」問題が出てくる学校をちゃんと用意すること。それが、親の責任だったんだ。
日曜の昼間、混雑する田園都市線で吊り革につかまって目を閉じる息子を見ながら、今更ながらにそう思った。
「お母さん、あのね。隣の子のシャープペンが○○ってやつだった」
「え、よく見てたね」
「左の子はめちゃ高いxxってやつだった」
「いやマジでよく見てるし、よく覚えてたね・・・・・・」
「受験終わったら買って」
駅から午後校に到着するまでに少し頭痛が治まって気分がよくなってきたのか、ようやく息子から発話が出た。
その内容が彼らしいもので、安堵すると共に「意外に図太いな」とも思った。
頭痛になったのは想定外だったけれど、緊張していてもそれだけ観察する精神力があるのなら、たぶん大丈夫。
少なくとも「自分の力を出し切る」ことはできるはず。
「算数の問題、楽しんでおいで」
顔色がよくなった彼を、そう言って送り出してから、日能研に電話した。
午後入試の出来が良くても悪くても、彼のメンタルを立て直しておいたほうがいい。
きっと、3年間お世話になった日能研の先生の言葉が効くはずだ。
「○○先生がね」「××先生がね」
彼が口にする「先生」は、いつだって日能研の先生のことだったから。
顔色がよくなった彼を、そう言って送り出してから、日能研に電話した。
午後入試の出来が良くても悪くても、彼のメンタルを立て直しておいたほうがいい。
きっと、3年間お世話になった日能研の先生の言葉が効くはずだ。
「○○先生がね」「××先生がね」
彼が口にする「先生」は、いつだって日能研の先生のことだったから。
午後入試が終わって、電車を乗り継いで校舎へ行って、待っていてくれた算数の先生に息子を預ける。
スタッフの人が入れてくれたお茶を飲みながら、脳裏に蟠っていた思いを吐き出す。
朝つないだ手が汗ばんで冷たかったこと。
朝zoomのときにちょっとホッとした顔になったので安心したこと。
でも、もっと緊張を解きほぐしてあげればよかったという後悔。
聞いてもらったところで過去が変わるわけではないけれど、聞いてもらえたこと、そして「それはもう終わったことなので」と適切に評価してもらえたことで、心が落ち着いた。
「大丈夫。勝負は明日だから」
「ぼくと握手したら受かるから大丈夫」
スタッフさんと先生の激励を受けた息子の顔は、明るかった。
あとは明日に向けて、心身の調子を上げていくだけだ。
今日は、もう寝よう。
明日は頭痛にならないように、危なそうだったら前もって薬を飲んでおこう。
緊張が頭痛につながらないように、休み時間には肩を動かして深呼吸しよう。
コンディションを維持するための行動をリハーサルして、お風呂に入った。
午後校の合格発表予定時間は23時。寝室に入ったのが22時すぎ。
まだ発表じゃないはずだけど念のため・・・・・・と見たWEBサイトにリンクがある。
こどもにわからないようにこっそりと結果を確認する・・・・・・合格だ!!!よかった!!!
「なんか合格発表が前倒しになったみたいだけど見る?」
素知らぬ顔で息子に見せて、結果を確認させる。
「よかった、これで明日は安心して受けられる。おやすみ!」
すぐ寝息を立て始めた息子に、「合格できること」の大切さを思い知る。
今までやってきたことは無駄じゃないんだ、ちゃんと合格できる学校があるんだ。
まだ12年しか生きていない子供にとって、その安心がもつ力は大人が想像するよりもずっとずっと大きいものなんだろう。
そのことを繰り返し伝えてくれた日能研のみなさんには、どれだけ感謝してもしきれません(あと進○ゼミならぬ「2月の勝者」も)。
終わってみれば、なんと頭痛だった1日の午前校も含めて全勝という結果でした。
本当にありがとうございました。
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