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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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習い事と日能研の両立
日能研の学習・受験相談

日能研で帰国受験(最大の敵は自分自身でなくインフルB)

  • 年度:2026
  • 性別:男子
  • 執筆者:
帰国生受験は一般受験生に比べて楽だと言われることが多いのですが、決してそんなことはありません。

確かに、少ない科目数と、得意な英語で受験できるのはありがたい制度です。でも、幼い頃から海外と日本を行き来する生活を維持するため、言語そのものの性質も学校で学ぶ内容もカリキュラムもかなり離れている日英両方の勉強をこなす必要があり、いつも人の2倍勉強してきました。

バイリンガル育成について論じる場ではないので割愛しますが、7-8歳で息子の日本語はどんどん怪しくなってきて、中学年で一度日本に帰任になった時はホッとしました。生きた日本語力が養われ、日本の小学生らしくなってきた頃、高学年でまた別の国に転勤。その頃は日本の勉強も苦手ではありませんでしたが、海外で日本の中学受験対策をするとなると話は別で、得意だったはずの算数も苦戦する日々が続きました。図形や特殊算の基本はわかるが、応用力、スピードがつかないというもどかしさは赴任中ずっと続き、現地での勉強も難しくなってくる中(イギリス式で誕生日が早いと小5秋から中学生になります。算数→数学になり内容は簡単ですが概念が違う、外国語が始まる、歴史や地理も試験が難しく等)、スポーツや課外活動にも全力で参加しなくてはならない、まさに目の回るような忙しさで全てをこなしていました。それでも受験勉強を頑張ったのは、息子が「日本の中高に通いたい」と言うからでした。親としても、中高時代は日本語で高い思考力を身につけて欲しいという思いで学校を選んできました。

日能研には2回に分けてお世話になりました。小3の3学期に日本にいたので、家から近く、国算の2科目で受講できる日能研に入りました。再度海外赴任し、帰国して6年生で日能研の同じ教室に復帰しました。帰国生には、英語専門や、英国算の3科目に特化した帰国生専用の塾が存在します。個別塾を選ぶ人もいます。しかし息子は、学校の友達も多く通っている日能研がいいと言い、本人のモチベーション無くして受験は難しいと思っていたため、ここは本人の希望を聞きました。

英語だけ専門塾に通いましたので、苦労したのは「英国算3科目の総合力はどれくらいなのか」が計りづらいということでしたが、それでも日能研に通って良かったと思っています。帰国受験生は毎年数名いるようでしたし、先生やスタッフの方は神奈川の私立校のことを熟知されていて、しょっちゅう変わる帰国受験の要項や最新情報も含め、色々なことを教えてもらいました。相談すると算数の苦手分野のプリントや小テストをたくさんもらえました。国語は常に足を引っ張っていたので漢字と語句だけ頑張ろうと思っていましたが、授業で演習問題を繰り返してやっていただき最後は長文も成績が上がりました。総じて一般受験の生徒と学ぶことがとても刺激になり、自分の立ち位置を知り、頑張ることができました。

帰国生受験は11月から2月まで続きます。ほとんどの学校の受験日が被らないので、一般受験では受けられないような組み合わせで幅広く受験し、年内に合格を持っておけるのは、心理的に大きなアドバンテージでしたが、長丁場ゆえの大変さもあり、12月で受験を終わらせるお子さんもいます。気持ちを切らさず2月の第一志望まで頑張れたのは、あくまで2月が本番というムードを日能研で盛り上げてもらったからだと思っています。

最大の危機は1月27日に上の子がインフルBに感染した時でした。ああ、これで第一志望を受けられずに終わるのかと思いましたが、なんとか元気に当日を迎えることができました。

さて、いよいよ中学生になります。子供だけでも遊びに行ける安全安心な街中やレジャー施設、学内で熱心に活動できる部活動、おいしい学食。上の子がすでに満喫していますが、日本で過ごす青春は、正直どこの私学でもとても素晴らしいと思います。反面、日本ならではの同調圧力や、筆記試験メインの勉強の仕方をマイナスに感じることもあるかもしれません。今後また海外の大学に行きたいと言えば、(奨学金をとって)行けばいいと思います。小さい頃から転勤でたくさん転校させてしまった息子が自分で決め、掴んだ進路なので、大いに楽しみ、学んでほしい。そしてここから先は、自分で生きる力をつけてほしいです。母も就活します。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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