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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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奇跡の合格!人生で一度しかない中学受験という冒険

  • 年度:2025
  • 性別:女子
  • 執筆者:
娘が日能研に入塾したのはコロナ禍の新3年生の頃で、当時は学校授業の補助のような感覚で入塾させました。
中学受験は正直迷っていたのですが、5年生に上がる前の個人面談で学校説明会への参加を勧めて頂き、ご紹介いただいた中から何校か足を運ぶ中で、娘自身が「私、中学校受験する!色んな学校見てみたい!」と初めて勉学に対する娘の意思表示をしました。
そして私も伴走の覚悟を決めました。
ところが、6年生になっても日能研全国公開模試の偏差値は低空飛行を続け、確実に残念な結果になるであろう事は本人も自覚しながらも彼女の挑戦が始まりました。
夏期講習前に「夏を制すは受験を制すだよ」と娘に伝えた事が効いたのか、顔つきが受験生らしくなり、重たいテキストとお弁当を背負って夏期講習に毎日通いました。
秋以降の全国模試は、偏差値が跳ね上がる事も増え、11月頃にようやくですが合格圏内に入るようになりました。

我が家は1校の複数回受験と決めていたので、9月末頃からひたすら過去問に着手し、5年分を5周するように計画しました。
塾も休むことなく家では過去問の毎日。
あっという間に1月受験を迎えました。
1月埼玉共学校・・・×
1月埼玉女子校・・・×
失敗しました。
初めて娘が泣いたことが私はとても辛く「受験させたことが失敗だったのか」と悔やまれ私も娘の前で泣いてしまいました。

しかし、日能研の先生から「彼女の成功体験の為にこの学校を受けてみませんか?」と仰っていただいた学校は合格を頂き、娘はそれまで『学校側に否定された』と落ち込んでおりましたので、ようやく嬉し涙を見る事ができたのも、日能研の先生のおかげだったと感謝いたしております。
一喜一憂の1月受験を終え、いよいよ2月受験のスタートです。

【2月1日AM】
4科目受験
【2月1日PM】
 2科目受験
(受験後は即帰宅し、結果次第で翌日の準備があります)
→AM,PM・・・×
 ここで本人から「午前中試験は自信あったけけどダメだったなら明日以降受けても意味ないと思う。明日以降はもっと頭いい子が受けるんでしょ?」と・・・

確かに翌日の試験は特待生制度があるため日能研R4でも偏差値も高めでした。
いやいや、ここまで頑張ってきたんだから走ろうよ!と落ち込む娘を無理矢理寝かせて翌日の試験に備えました。

【2月2日AM】
 2科目受験+保護者面接
【2月2日PM】
 2科目受験(特待生制度有)
AM結果・・・×(これは完全に保護者面接が失敗したと思いました)
AMの合否発表後、娘はPMの発表は見ないでもう寝ると布団に入りました。
「明日も朝早くから受験だし、明日早く起きて昨日の結果は私一人で見るからパパとママも見ないでね」と・・・
私も完全にPMの結果は諦めていたので「明日以降どうしよう。1校受験が無謀だったのか?今からでも志望校の偏差値ランクを落として出願しようか」と悶々と考えつつ、日能研の先生にご相談しました。
時間は20時を過ぎていたと思うのですが、先生は30分以上も志望校の再考に一緒にお付き合いくださり、私自身その温かさに涙が出てきました。

再考した学校への出願準備をしていたら2/2PMの結果が出る時間を過ぎていました。
娘からは「見ないで」と言われていた結果。私も諦めかけている。主人は「見るなよ」と止める。
いや、でも他校に出願する前に一応見ておこうと、こっそり私だけで見ました。

「おめでとうございます!合格です」の文字!!!!

本人も私も「この回はきついだろうな」と思っていた2/2PM、合格頂きました。
娘には「結果は見ないで!」と言われていたので迷いましたが、結果は知らないふりをして「一応、見た方がいいんじゃない?」と寝ている娘を起こして、再度一緒に結果画面を見て、家族で大号泣しました。
即日能研にお電話をし報告致しました。(AM結果後に動揺し諸々ご相談していた後でしたので先生も結果に驚かれているようでした)

後ほど、聞いたのですが、娘は結果を見ないで明日に備えると布団に入っている間、一人で泣いていたそうです。また、親と一緒に結果を見て悲しませたくないから一人で見ると言ったそうです。
この中学受験を通して、崖っぷちの中でも人の事を思いやれる人間に成長していたことに私自身驚きつつ、受験を決めてからの2年間、家で夕飯を共にする時間は減り、会話は受験の話ばかりになっても、一つの目標に家族でむかえたことが絆を深められたのではないかと思います。(1月受験の1勝2敗も2月受験には必要な経験だったと痛感しております)
中学受験は親のエゴだとは今は全く思っておりません。
子供と共に成長できる貴重な冒険だと思っています。
これから受験を控えていらっしゃる方へ、お子様と一度きりの中学受験への冒険の旅を思いっきり悔いなく走り切って頂きたいと願っております。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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