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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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自走しない娘との向き合い方

  • 年度:2026
  • 性別:女子
  • 執筆者:
中学受験を志した当初、娘の周囲には、同じように中学受験向けの塾に通う友達が何人もいました。
しかし、一人、また一人と受験から離脱していき、気づけば仲のよかった友達グループの中で、最後まで残っていたのは娘一人だけになっていました。

もともと娘は、学習を一人で進められるタイプではなく、6年生の5月までは、母親がテストの復習をサポートし、苦手分野の学習を促す「母親伴走型」で、何とか学習を回している状態でした。

「自走した方が力がつく」
そう信じて、5月からは意識的に距離を取り、見守り中心の関わり方に切り替えました。

ところが、現実は甘くありませんでした。
夏休み、娘は塾には真面目に通っていたものの、苦手対策については計画を立てるだけで終わり、実行にはなかなか移せませんでした。
結果として、最も大切な小6の夏を夏期講習をこなしただけで、自分の弱点に向き合う学習はほとんどできないまま、夏が過ぎていきました。

秋に入ると、成績は目に見えてはっきりと下がり始めました。
不安を抱えて塾に相談したところ、
「ここまで自走できない場合は、親の伴走が必要です」とアドバイスをいただきました。

正直、「もう遅いかもしれない」と思いながら、再び伴走を始めましたが、しばらく見守り中心だったこともあり、母が学習を促したところで、すぐにやる気が湧くはずもありません。
最後の日能研全国公開模試では、過去最低レベルの偏差値を記録しました。

そこで腹をくくりました。
「合否はいったん脇に置き、最後は子どもが力を出し切れるよう環境を整え、心から信じきろう」と。

苦手単元、取り組むべき問題、使える時間の枠だけを親が用意し、
何を・いつ・どれだけやるかは、すべて娘自身に決めさせる形に切り替えました。

転機となったのは、日能研からの一言でした。
「1月に一度、不合格を経験することで、目が覚める子もいます」

その言葉どおり、1月最初の不合格通知を受け取った後から、娘は変わりました。
自分で決めた学習タスクを消化するために机に向かい、取り組めなかった問題は翌日以降の時間枠に調整をかけながら、残り一ヶ月弱で苦手克服と過去問演習に必死に取り組みました。

結果として、第一志望には届きませんでしたが、志望校の一つからご縁をいただき、娘は納得した表情で進学先を決めました。

受験を通して、「頑張れる自分」を知れたことは、娘にとって大きな成功体験だったと思います。
そして親としても、心から娘を信じるという経験をすることができました。

今振り返ると、「もっとこうすればよかった」「ああすればよかった」と思うことは、泉のように次々と湧いてきます。
その反省は後輩のご家庭へと引き継ぐとして、最後までやり切った経験は娘の確かな自信につながったと感じています。
また親としても、最後まで諦めず踏ん張った娘を誇りに思えるようになり、中学受験に挑戦して本当によかったと心から思っています。

後輩の皆様へ
自走が難しいお子さんの場合、親子だけで頑張りすぎず、塾に相談する選択肢もぜひ持ってほしいと思います。
客観的な立場からのアドバイスが、状況を前に進めるきっかけになるかも知れません。
夏休みを有効利用するために、GWあたりに一度相談してみるのがおすすめです。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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