シカクいアタマをマルくする。~未来へのチカラ~

中学入試問題は、子どもたちの“未来へ学び進むチカラ”を試しています。
そこには「こんなチカラを持った子どもを育てたい」という各中学のメッセージが込められています。
この「シカクいアタマをマルくする。」中学入試問題の新シリーズでは、そんな子どもたちの“未来へのチカラ”を問う入試問題から、その出題意図(アドミッション・ポリシー)と、子どもたちへのメッセージを探っていきたいと思います!

出題意図

雙葉中学校

2017年02月掲載

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

雙葉中学校の理科が求めているチカラとは?

雙葉中学校/先生
1生活の中の不思議を見つけるチカラ

理科は私たちの身近にあります。当たり前の日常の中に潜んでいる不思議なことを見つけて、自分で調べたり、考えたりすることは、中学校に入学後、理科を学ぶ上でとても大切な力になります。与えられたものをこなすというのではなくて、自分から学習に取り組む姿勢を大事にしましょう。

2知識や情報を活用し論理的に考えるチカラ

この問題もそうですが、入試では、問題文の中から読み取った情報と、持っている知識を結びつけて考えるような問題づくりを心がけています。理科で学習したことはもちろん、さまざまな教科で学習したことも、理科と結びつけて考えが発展したり、深まったり、広がったりするので、普段からもっている知識や新たに得た情報を総動員して、自分の考えをもつ習慣をつけましょう。

3自分の考えを表現するチカラ

頭の中で思ったり、考えたりしていても、表現しなければ伝わりません。求められていることに対して、自分の考えを適切な言葉で表現する力も、小学校時代に養ってきてほしい力の1つです。その力は学習の時だけでなく、友だちとの関係を築いたり、行事やクラブ活動などで、仲間と協力して事を進めたりする時にも役立ちます。