新校舎に込められた聖光学院の教育理念

  • Vol. 900 : 2013/09/15

聖光学院中学校男子校

セミの鳴き声が響く山手の丘をのぼると、真新しい校舎が出迎えてくれました。
聖光学院では、2011年より新校舎の工事を進めており、2014年10月には全ての工事を終了する予定です。
今回は、この新校舎に込められた学校の思いを聞きにやってきました。

工藤校長先生のお話の中で「学校にしばりつけず、時代に対してしなやかに対応する」という言葉が特に印象に残りました。
自らの夢に向かってチャレンジしようとする生徒を、先生は積極的に応援してくれています。
自分で考え実行することは、既存の枠に収まらず多くのハードルを越えて新しいものを創造する力を養っていくことにもつながっていくのだと思いました。
今回の新校舎建設は、そのチャレンジを全力で応援する材料の一つであり、「思う存分やりなさい」という声が聞こえてきそうな感覚を覚えました。
新校舎に施された仕掛けを通じて、生徒は自分のやりたいことや、
前に踏み出すきっかけを見つけ、自分の足で未来に向かってしっかり歩んでいくことができるでしょう。
右の写真と共にその仕掛けをいくつかご紹介します。

【食堂 ※1】
正門を入ってすぐの場所に食堂はあります。
生徒たちは、食事をするだけでなく、休憩をしたり、学習したりする場所として利用しています。
休みの日でも開いているので、いつでも気軽に利用できて便利ですよね。
【講堂 ラムネホール ※2】
1500名以上が収容できるホールで、プロの音楽家の演奏にも耐えうる音響環境を整えています。
クラブ活動以外にも、“聖光塾”や“選択芸術講座”での活動でも使えそうです。
スタンウェイピアノの音色も聞いてみたいなぁ…。
【職員室 ※3】
生徒が自由に出入りしやすいように、外から中の様子が良く見える職員室。
質問スペースや面談室も備えられています(※4)。
これらはほんの一部で、まだまだ紹介したいところはたくさんあります。
ぜひご自身の目でご覧になってみてください。

最後に、2013年の3月の卒業式での一コマより…
卒業生答辞のなかで在校生に向けてこんな文章がありました。
「“自分勝手”は格好悪いですが、“自分らしく”は格好いいものです。個性は見習うものではなく、もう君たちに備わっているものです。せっかく持っているのだったら、その個性を磨いて美しく輝く星になってみるのはどうでしょうか。」

自分のやりたいことを見つけた卒業生の今後の活躍を期待しています。

教室スタッフ/ Y

※1 食堂
※2 講堂 ラムネホール
※3 職員室
※4 職員室の質問スペースや面談室

写真をクリックすると大きなサイズをご覧頂けます。

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