「創意工夫」と「幅」~麻布・文化祭

  • Vol. 877 : 2013/05/14

麻布中学校男子校

一昨年(2011年)に続き、麻布中学校の文化祭に出かけてきました。
「何が」というよりも、「写真」におさめたものが、麻布を雄弁に語っていると思います。

その1:集客の工夫
写真1は、理科部活連合スタンプラリーに関するものとパンフレットです。4つの団体でスタンプラリーを作り、4つすべて回ると絵がそろっているだけでなく、特製クリヤーケースをもらうことができました。これから麻布を目指す受験生にとってはあまりに貴重すぎて、使うことができないかもしれませんね。文系人間の私でも楽しむことができます。今年は、生物部でパッチテスト(アレルギー性疾患の原因物質を調べる検査)をしたことが印象的でした(前校長の氷上先生ともすれ違いました!)。化学部のスライム作りと炎色反応の実演も面白かったです。

その2:創意工夫もここまで!
写真2は、PC研究会の様子です。画面真ん中左の人が音楽に合わせて踊っています。それは、右の画面に出てくる点に正しく触れるためです(「ダンスダンスレボリューション」や「太鼓の達人ゲーム」をイメージしていただけると近いです)。これを自分たちで作って…というのですから驚きです。一般的なパソコン部のイメージががらりと変わる瞬間でした。

その3:ムダにしない。
大震災以降、文化祭の時には、校内にいる人を必要以上に多くしないために入場に制限がかかることがあります。入場の際、肩にシール(カラーテープを小さく切ったもの)をはります。そして学校から出る際に……忘れていればゴミになってしまうものを、ムダにしません。くっつかないようテープを2つに折って、素晴らしい展示と思ったものに投票する、いわゆる「展示大賞の投票券」にしている訳です。横長の四角い穴は各展示の集計箱のようなものです。筆者は、前述のPC研究会に入れました。昨年からの試みかはわかりませんが、一般の人の投票が反映されるなんて、ステキです。

写真には撮っていませんが、「おばけ屋敷」にも入りました。他にもいっぱいあって書ききれませんが、創意工夫と幅(まじめさと楽しさ)に触れた一日でした。「進学レーダー2013 vol.1」で麻布の卒業生が話している「本当に一つの学校なのか疑わしいときもありますね」という言葉に、深く納得しました。

学校行事はこれから開催されていきますので、皆さまもぜひ足を運んでみてください。

興味しんしん

麻布中学校文化祭の様子です。

写真をクリックすると大きなサイズをご覧頂けます。

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