中学受験の面接って?

  • Vol. 1599 : 2018/01/23

横浜共立学園中学校女子校

中学入試は学力(筆記試験)重視の傾向が年々強まっており、面接自体は減ってきているのが実情です。
ではそんな中で面接を今なお実施している学校の目的は何なのでしょうか?
それは、「学校の教育方針を理解して自分にに合っていると納得した上で入学してほしい」という考えの表れです。



形式も様々で、受験生個人の形式から保護者同伴のものまでその方法は様々です。
特にミッション系の私学では、“ 面接=受験生およびその保護者との出会い ” をとても大切に考えているので、あえて時間を割いてお互いを知る機会を設けているのだと考えられます。
学校によっては、入学試験当日よりも前に事前面接という形をとる場合も少なくありません。


毎日塾に通って忙しく過ごしている受験生にとっては、このような知らない大人との言葉のやり取りに慣れていない場合も多いでしょう。
よく聞かれる質問としては、

「志望理由・入学後やりたいこと」
「自分自身について(興味のあること/将来の夢、など)」
「小学校のこと(思い出に残っている行事/クラブや委員会、など)」

このようなものがありますが…中にはこんな質問をする学校も。
 
横浜共立学園では…

☆面接官が何の教科の先生かを答えるクイズ(理由とともに)
☆一日だけ誰かと入れ替われるとしたらどんなことをしたいか(その理由も)
☆今友だちとの間で流行っていることは?
☆自分を動物に例えると?


もちろん、横浜共立学園はこのような質問ばかりをしているわけではありません。
先に挙げたような「よく聞かれる質問」に加えて、生徒の様子を見ながら先生方は緊張を和らげてくれているのでしょう。
また、「よく聞かれる質問」 については、塾や家庭で練習をして臨む場合が多いでしょう。
そのような用意してきた答えを聞きたいのではなく、
『その子ならではの』 『その子の中から出てくる言葉』 を聞きたいのかもしれませんね。

面接官の先生が普段この学校で何を教えているのか・・・その理由も?
先生の顔で判断するのかな・・・(笑)


受験生やその保護者のみなさんには、入学したいという熱意を持って、でも少しでもリラックスして、
志望校との出会いを楽しんで面接に臨んできてほしいと思います。

ARAYU

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